【札幌市】指定ごみ袋が品薄!透明袋でも出せる?臨時対応と道民あるある

ひとりごと

このところ、我が家のごみ出しをめぐる状況が、ちょっとしたパニック映画のようになっている。

事の発端は、指定ごみ袋の材料である石油化学製品の供給が世界情勢の影響で不安定になり、札幌市内のスーパーやドラッグストアから指定ごみ袋がごっそり姿を消したことだった。「え、いつものあの黄色い袋が棚にない」という衝撃から、我が家の”ごみ袋クライシス”は静かに幕を開けた。

「指定袋難民」と化した道民たち

指定ごみ袋が品薄になったことを受け、札幌市は6月半ばから9月末までの期間限定で、透明または半透明の袋であれば指定袋以外でもごみ出しを認める、という臨時措置に踏み切った。ありがたい措置ではあるのだが、これがまた新たな混乱を呼ぶことになる。

「透明ならOK」という情報が広まった瞬間、市内のスーパーから今度は半透明の袋が消えた。指定ごみ袋のコーナーはむしろ在庫が余っているのに、隣の「なんでもない普通の袋」コーナーだけがすっからかん、という奇妙な光景があちこちで見られるようになったのだ。

我が家でも、いつも買っていた安売りの半透明袋を求めて何軒かハシゴする羽目になった。「まさか自分がごみ袋難民になる日が来るとは」と、レジ袋のストックを数えながらしみじみしてしまった。

ご近所の「様子見合戦」が地味に始まる

臨時対応が始まってからというもの、ゴミステーション周辺には独特の空気が漂うようになった。「指定袋以外でも本当に大丈夫なんだろうか」という不安から、誰もが最初は恐る恐る、指定外の袋をそっと隅の方に置く。

そして翌週になって「あ、意外とみんな普通に指定外の袋を出している」と分かった瞬間、一気にみんなが堂々と出し始める。この「最初は様子見、みんなが動いたら一斉に動く」という道民らしい?集団心理は、なかなか興味深い現象である。

「安いから」で、なぜかごみが増えていく不思議

面白いのは、指定袋以外でも出せるようになったことで、なんとなく気が大きくなり、普段なら「もったいないからもう少し溜めよう」と思っていたごみまで、気軽に出してしまう家庭が増えているらしいということだ。

我が家でも思い当たる節がある。「せっかく安い袋がたくさんあるし」と、クローゼットの奥に眠っていた衣類や、なんとなく捨てそびれていた小物を、この機会にとばかりに一気に処分してしまった。指定袋という「心理的なハードル」がなくなるだけで、人はこんなにもごみを出しやすくなるものなのかと、変な形で人間心理の勉強になった。

それでも律儀にルールは守りたい道民気質

とはいえ、さすが道民というべきか、「せっかく緩和されたのだから好き放題出す」というよりは、「分別だけはちゃんとしないと」「袋は二重にした方が安心かな」と、律儀にマナーを気にする声も多く聞かれる。

臨時措置とはいえ、この機会に改めて我が家のごみの出し方を見直すきっかけにもなった。ちょっとした行政のニュースひとつで、こんなにも日常の「ごみ出し」というルーティンが揺さぶられるものかと、身をもって実感した夏である。

秋になって指定ごみ袋の流通が落ち着き、いつもの黄色い袋にまた出会えるようになったら、それはそれで、なんだか少し安心してしまいそうな気がしている。

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