【家庭菜園&花だより】裏庭と表庭の6月レポート|行者ニンニクの種とミニトマトが折れた時の応急処置

夏空 家庭菜園

6月も下旬を迎え、北海道の家庭菜園は一気に夏の装い。
季節の移ろいを目で感じながら、日々の変化にが楽しい季節になりました。

小さな裏庭の成長記録

小さな裏庭では行者ニンニクの花が散り、緑色の実がぷっくりとついてきました。
どうやらこの実、熟すと黒く変化するそうです。
黒く熟した種を採取したら、種と殻を選別し、種を畑に撒きます。 発芽が成功すれば、翌春に発芽し、1枚葉の1年目の行者にんにくが顔を出します。
 発芽率は30%~50%と言われています
種から育てる場合は、収穫できるまでは最低でも3〜5年掛かります。


きゅうりとズッキーニ、ぐんぐん成長中!

連日の晴天に恵まれ、夏野菜たちは元気いっぱい。
特にきゅうりとズッキーニは日々その姿を変え、見ていて飽きません。

きゅうりはネットにつるを絡ませながら上へ上へと伸び、ズッキーニは株元から力強く花を咲かせ始めています。朝の花が開いているうちに雄花をちぎって雌花に受粉を強制的に行っています。
きゅうりもズッキーニも実が大きく成長してきており、あと数日で初収穫が期待できそうです。

ここ数日例年以上に気温が上昇し、5月中旬の寒の戻りによる成長の遅れを一気に取り戻した感じで、生育は順調。今後はうどん粉病やアブラムシなどの害虫対策も考慮しつつ、しっかり管理していきたいところです。

さやえんどうの花が咲いて、収穫目前!

春に種をまいたさやえんどうが、白い可憐な花を咲かせました。花の数も多く、順調に実をつけてくれそうです。収穫までもう一息。茹でてそのまま食べても、サラダにしてもおいしいさやえんどう。自家栽培ならではの甘みとシャキシャキ感は格別です。

また、さやえんどうの蔓がネットに絡みながら上へ上へと伸びる様子は、生命力を感じると同時に、毎日の観察が楽しくなる瞬間です。雑草の管理と風通しの確保に注意しながら、収穫のピークを迎える準備をしています。

ミニトマトの主枝が折れる!?応急処置で奇跡の復活

順調に実をつけていたミニトマトですが、ある日一本の主枝の成長点が強風でポキリと折れてしまいました。100均の種から育てたミニトマトで愛着のあるトマトだったので これはショック!
でも完全に取れたわけではなく、まだ皮一枚繋がっている!すぐに添え木を当てて、ぐるぐる巻きに紐で固定するという“緊急手術”を実施。
数日後には、なんとそのまま成長点が再び伸びて、花もつけてくれました。
トマトの生命力の強さに感動です。

この体験から得た教訓は、「茎が折れても諦めないこと」。
特に成長点付近なら、水分と栄養が通れば再生する可能性があると実感しました。
これからも風の強い日は支柱の確認や、重みで枝が折れないような工夫が必要だと感じます。

また、トマトのわき芽かきや葉の整理も忘れずに行い、日当たりと風通しを確保しながら、病害予防にも努めています。

ナスの成長に差が…原因は?

一方、ナスは6本中2本が順調に育っているのに、残り4本がなかなか大きくなりません。葉色もやや薄く、勢いも弱い印象です。

考えられる原因は:

  • 定植時の根の状態の差
  • 土の水はけの違い
  • 苗の品種差
  • 肥料の偏りや過不足
  • 日当たりの差

連作障害の可能性はないはず、昨年は同じ場所にナス科の野菜は植えていないはず。
苗も接木苗を買ってきたはず。
必要なら緑肥作物での土壌改良も検討したいと思います。

追肥には油かすや有機配合肥料を使い、土の状態をこまめにチェック。
乾燥しすぎないようマルチで保湿するなど、環境改善を図っています。

小さな表庭では果樹と花が主役に

裏庭とは対照的に、表庭は観賞と果実のエリア。
ブルーベリーとカシスが実をつけています。
特にブルーベリーは剪定を工夫したことで、今年は粒ぞろい。色づきももうすぐでしょう。

カシスは昨年よりは若干実が少ない感じですが そこそこの実がついています。
ジャム作りが楽しみです。
ブルーベリーに関しては、防鳥ネットの設置も視野に入れています。

また、表庭の管理で重要なのは水やりのバランスと風通し。朝方の水やりを基本にしつつ、蒸れやすい株元は下葉かきをして対策を行っています。

ユリ、バラ、紫陽花、ラベンダー、フロックス…花壇の夏準備

ユリが大きく育ち、蕾も確認できました。蕾の数から、今季はかなり咲きそうです。
そしてバラも次々と開花。香りとともに華やかさが増しています。
バラは小さな花をたくさんつけるタイプで、少し蕾を切り落とすと花が少し大きく咲くようになります

紫陽花の蕾も確認できました。
ラベンダーは早くも開花し香が楽しめます。

問題は宿根フロックス。毎年うどん粉病が出てしまい悩みの種ですが、今年は思い切って下葉かきと間引きで風通しを改善。さらに農薬を散布して対策しました。


家庭菜園では野菜に農薬を使うのは極力避けていますが、観賞花についてはしっかりケアする方針です。

有機栽培と農薬の使い分けも、今後の家庭菜園における大きなテーマ。
必要に応じて、天候・気温・湿度に応じた対応を考えていくのが大切だと実感しています。


【まとめ】6月の裏庭・表庭のポイント

  • 行者ニンニクの実は緑から黒へ熟す
  • トマトの茎が折れてもあきらめない!
  • ナスの生育不良は要観察と対応
  • 夏野菜全般は気温上昇で成長加速中
  • 花壇ではうどん粉病対策が肝

おすすめ関連記事

【6月の家庭菜園レポート】北海道の畑で野菜の成長が本格スタート!発芽不良と再播種、雨よけ対策も

北海道の果樹と花壇と庭木|小さな表庭の物語

6月以降の猛暑対策チェックリスト|家庭菜園の野菜を守る6つのポイント【北海道でも必須】

この記事が気に入っていただけましたら、ぜひブログのブックマークとSNSシェア・フォロー・Xでリポスト 下記のブログ村で投票をお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました