今夏は記録的猛暑か?スーパーエルニーニョと北海道の家庭菜園への影響

ひとりごと

「エルニーニョが来たら冷夏」——そう習った覚えがある人は多いと思う。

ところが今年2026年の夏、そのお約束が崩れそうだ。

気象庁は今夏にエルニーニョが発生する確率を**90%**と発表。
しかも「スーパーエルニーニョ」と呼ばれる、過去10年間で最も強い規模になる可能性まで指摘されている。
そして肝心の気温予測はというと——

「全国的に平年より高くなる見込み」。

エルニーニョなのに冷夏にならない。これはどういうことか。
そして北海道の家庭菜園にとって、今夏は何を意味するのか。まとめてみた。


そもそも「スーパーエルニーニョ」って何?(3分でわかる版)

エルニーニョとは、太平洋の赤道付近の海面水温が平年より高くなる現象のことだ。
だいたい数年おきに発生し、世界各地の気象に影響を与える。

「スーパーエルニーニョ」はそのなかでも特に規模が大きいもの。
米海洋大気局(NOAA)によると、2015〜2016年に発生した前回のスーパーエルニーニョは、世界平均気温の観測史上最高記録を塗り替えた。

で、なぜ今年は「エルニーニョなのに猛暑」なのか。

答えは「地球温暖化による気温の底上げ」だ。
かつてはエルニーニョが発生すると日本は冷夏になりやすかった。
でも近年は、地球全体の平均気温が上昇しているため、「冷夏になるはずの条件」が揃っても、それを上回る暑さになってしまうケースが増えている。

2023年のエルニーニョ発生時がまさにそうで、日本列島は記録的猛暑に見舞われた。今年も同じ轍を踏む可能性が高い。


「酷暑日」という新しい言葉が生まれた

2026年、気象庁は新たな言葉を導入した。**「酷暑日」**だ。

最高気温40℃以上の日を指す。
「猛暑日(35℃以上)」では追いつかなくなってきたということだ。
猛暑日という言葉が「日常」になってしまった結果、さらに上の段階が必要になった——という事実が、今の気候状況を端的に物語っている。

なお、北海道内では 2019年5月26日に網走地方の佐呂間町(サロマ)で 39.5℃ 記録されたほか  2014年6月4日に十勝の音更町では37.8℃が観測されてます。
札幌における過去の最高気温記録は、2023年で記録した**36.3℃**だ。
「40℃?北海道には関係ない」と思いたいところだが、油断は禁物だ。


北海道の家庭菜園、今夏はどう備えるか

「暑くなるかもしれない」「でも予測には不確実性もある」——そう言われても、菜園をどう管理すればいいかわからないと困る。
現時点でわかっていることをもとに、対策を整理した。

① 水やりの頻度を増やす準備を

高温・乾燥が続くと、土の水分が急激に蒸発する。
北海道の夏は本来「涼しい」前提で設計された露地栽培の菜園も、猛暑下では乾きが早くなる。

マルチング(株元を藁や腐葉土で覆う)は保水と地温上昇の抑制に効果的だ。
今のうちに資材を用意しておくといい。

② 日よけ・遮光ネットを検討する

レタスやほうれん草などの葉物野菜は高温に弱い。
30℃を超えると生育が止まったり、とう立ち(花芽が出て食用部分が硬くなること)が早まる。

遮光率30〜50%のネットを用意しておくと、急な猛暑にも対応しやすい。

③ 種まき・植え付けのタイミングを少しずらす

今年の夏が本当に猛暑になるなら、真夏(7〜8月上旬)に収穫のピークが来る作物は高温障害のリスクが高い。
秋野菜の種まきを少し早める、または少し遅らせるなど、「真夏のピークを避ける」スケジュールを意識するとよい。

④ 台風・大雨にも備える

エルニーニョの年は梅雨前線の活動が活発になりやすい傾向がある。
大雨や長雨による根腐れ・泥はねによる病気にも注意が必要だ。
排水性の確認や支柱の補強を、梅雨前(北海道では7月前後)に済ませておくのが理想だ。


「北海道だから大丈夫」は通用しなくなってきた

正直に言おう。

「北海道の夏は涼しい」というのは、もう過去の話になりつつある。
2023年の36.3℃はその象徴だった。

一方で、今年の猛暑予測には「不確実性がある」という但し書きも付いている。
エルニーニョが発生しても、北海道全域が記録的猛暑になるとは断言できない。
冷夏方向にぶれる可能性もゼロではない。

つまり今年の夏は、「暑い前提で備えつつ、でも決めつけない」という、なかなか難しい姿勢が求められる。

家庭菜園の世界に限らず、これは今の気候変動時代に求められる心構えそのものかもしれない。


まとめ:2026年夏の北海道菜園チェックリスト

  • [ ] マルチング資材の準備(保水・地温抑制)
  • [ ] 遮光ネット(30〜50%)の用意
  • [ ] 水やりの頻度・タイミングの見直し
  • [ ] 種まき・植え付けスケジュールの調整(真夏のピーク回避)
  • [ ] 排水溝・畝の排水性を確認
  • [ ] 支柱・防風対策(台風・大雨に備えて)

「去年大丈夫だったから」は、今年は使えないかもしれない。備えるなら今のうちだ。

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