【北海道家庭菜園】時短OK!暑くてやってられない時の簡易土づくり|秋野菜の植え付け前に最低限やっておくべきこと

簡易土づくり時短 家庭菜園

8月・9月は「秋どり野菜」の植えどき!でも、その前に土づくりが重要

北海道の家庭菜園では、8月中旬〜9月中旬にかけて大根、カブ、レタス、ほうれん草、小松菜などの秋まき野菜を植え付け・播種する方が多いでしょう。
しかし、意外と見落とされがちなのが「その前の土づくり」。このタイミングでの土の状態は、秋の収穫を大きく左右します。

北海道とはいえ真夏、小さな裏庭も記録的な猛暑で気温35℃前後の日が続くと、畑作業はかなりの重労働。
でも、8月後半〜9月にかけては、秋まき野菜の大切な植えどき。
「暑すぎて、耕す気力もない…」
「それでも秋野菜をあきらめたくない!」
そんな方のために、最低限これだけやっておけばOK!という「簡易土づくり」をご紹介します。

暑くてフル作業は無理…そんな時の「簡易土づくり」とは?

時短の簡易土づくりといえども、熱中症には十分注意して作業しましょう。

1. 使い終わった畝の残渣はすぐに除去

まずは、前作の残り(根、茎、葉)をすばやく取り除きましょう。
この一手間だけでも病害虫のリスクをぐっと下げられます。
✓ カビや虫の温床になりやすいので、すぐに畑の外へ!

2. 表面を軽くほぐして石灰だけでもパラパラと

暑さでクワを振るのがつらいときは、深耕はあきらめて表層5〜10cmだけを軽く耕します。
苦土石灰を1㎡あたり100g程度ふりかけて、ざっくり混ぜればOK!

3. 完熟たい肥を「上からかけるだけ」でも効果あり

腐葉土や完熟たい肥(牛ふん・バークたい肥など)を、表面に1㎡あたり2〜3kgふりかけてマルチのように覆っておくのも有効です。
土壌の微生物が自然に分解を進めてくれます。

4. 水をしっかりまいて発酵を促進

石灰や堆肥をまいたあとは、じょうろやホースでたっぷり水をかけておくと、微生物の動きが活発になり、分解が早まります。
この作業も夕方〜朝の涼しい時間帯がおすすめ。

5. そのまま2週間放置 →「自然発酵」で土が整う

この簡易作業でも、暑さを活用して太陽熱消毒+微生物発酵が進みます。
2週間もあれば、軽い土づくりでも植え付けに十分な状態になります。

本当に時間がない時の耕さない土づくり“さらにズボラな方法”

  • 市販の「野菜の土」を畝に5cm厚で追加 → 手間なし!
  • プランター用なら新品の培養土を使えばOK
  • 前作の土を捨てずに、表面だけすくってリフレッシュでも◎

“究極何もしない”で直まきするなら

草だけ取り、表面の土を軽くならして小松菜・ほうれん草・春菊などを撒く「究極ズボラ直まき」でも、ある程度は育つケースがあります。
ただし、肥料不足や病害リスクは高めになるので、収穫量を期待せずそれなりで妥協しましょう。

熱中症対策をして しっかり土づくり頑張る人はこちら!

できれば空調服などを準備して、水分補給をしっかり取りながら 日焼け止めも忘れずに 熱中症対策をして作業しましょう!

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1. 夏に疲れた畑をリセットしよう

真夏の強い日差し、たび重なる水やり、肥料の流出や土壌の硬化…畑の土は思った以上に“お疲れ状態”です。
秋まき前に一度、しっかりとリセットしてあげましょう。

  • 収穫後すぐに根を抜き、残渣を除去(病害虫予防)
  • 天地返し(20~30cm)で酸素を入れる
  • 苦土石灰でpH調整(目安:100g/㎡)
  • 2週間後に堆肥と元肥を混ぜて再耕起

2. pHはしっかり管理!アルカリ〜中性がベスト

秋まきに多いアブラナ科野菜(大根、カブ、チンゲン菜など)は、pH6.5〜7.0を好みます。
酸性が強いと根こぶ病などのリスクが高くなるため、苦土石灰でしっかり調整しましょう。

3. 元肥は控えめに!追肥重視の野菜が多い

秋まき野菜は、比較的短期育成の「葉物」や「根菜」が多いため、元肥は少なめ+追肥でコントロールがおすすめです。

  • 完熟たい肥:2~3kg/㎡(腐葉土、堆肥ミックス)
  • 化成肥料:100g/㎡ 程度(N-P-K=8-8-8)

大根などは肥料が多すぎると「割れ・また根」の原因になります。

4. 雑草と虫の温床対策:太陽熱消毒・米ぬか活用も◎

7月下旬~8月上旬に草取り+透明マルチでの太陽熱消毒をしておくと、コガネムシやセンチュウなどの害虫も抑えられます。
米ぬかや油かすを土に混ぜて「発酵熱」による除菌効果を狙う方法も有効です。

5. 耕すだけじゃダメ?水はけ・保水の両立がカギ

北海道では急な豪雨もあり、「排水性」+「保水性」を両立した土が理想です。
・川砂やもみ殻くん炭で排水UP
・ピートモスや腐葉土で保水性をUP
このバランスを意識して改良しましょう。

6. 準備は“最低でも2週間前”に

苦土石灰や堆肥をすき込んだ後は、分解・中和のために最低でも2週間は放置しましょう。すぐに種まきや苗を植えると、根が痛む原因になります。

🌱 秋まき・夏まきおすすめ野菜(北海道向け)

  • 【8月下旬~】大根、カブ、レタス、春菊、チンゲン菜
  • 【9月~】ほうれん草、小松菜、玉ねぎ(苗)、春キャベツ(育苗)

まとめ|暑い日は無理しない!でも「ほんの少しの土ケア」で秋野菜は応えてくれる

土づくりというと大がかりで面倒に感じますが、ほんの少しの工夫で結果が変わるのが秋野菜の面白いところ。
暑い時期は無理せず、夕方や早朝の涼しい時間に「サクッと15分」でできる作業を取り入れて、秋野菜の土台を整えてみましょう。

秋どり・越冬野菜は、土の状態で結果が決まると言っても過言ではありません。
特に北海道では「夏の疲れを癒す土づくり」と「冬への備え」が両立できるこの時期がとても重要。
ぜひ、計画的に土をリセットし、気持ちよく秋の家庭菜園をスタートしましょう!

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