家庭菜園といえば、トマトやキュウリ、ナスといった定番野菜が思い浮かびますが、
最近では一風変わったカラフルな野菜が人気を集めています。
育てる楽しさだけでなく、SNS映えも狙えるこれらの野菜は、
初心者から上級者まで幅広く楽しめる魅力があります。
今回は、家庭菜園で育てられる珍しいカラフル野菜について、
その種類や栽培方法、活用レシピなどをご紹介します。
北海道ではこれからが家庭菜園シーズンです
ぜひ挑戦してみてください!
🍅珍しいカラフル野菜の魅力
カラフル野菜の最大の魅力は、その「見た目のインパクト」です。
鮮やかな色合いが食卓を華やかにするだけでなく、育てている過程でも楽しさが倍増します。
また、これらの野菜には独特の風味や栄養価が高いものも多く、料理の幅が広がる点もポイントです。
SNS映えするカラフル野菜
カラフル野菜は写真映えするため、SNSで家庭菜園の成果をシェアするときにもぴったりです。
特に、色鮮やかな野菜を使ったサラダやピクルス、カラフルなスムージーなど、
料理写真を投稿すれば注目度も高くなるでしょう!

🥕おすすめの珍しいカラフル野菜
1. 紫ニンジン 黄色ニンジン
通常のニンジンはオレンジ色ですが
紫ニンジンは鮮やかなパープルが特徴です。
アントシアニンを豊富に含み、抗酸化作用が期待できます。
サラダやピクルスに使うと、色がアクセントになっておしゃれです。
黄色ニンジンは 鮮やかな黄色が魅力です 加熱しても鮮やかな黄色はそのままです
風味がよいので、スティックサラダがおすすめです。
他にも 赤・白・クリーム色 などもあり
全色揃えれば SNS映え間違えないでしょう!
栽培管理
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~22℃
好適土壌pH 5.5~6.5
・1㎝間隔でタネをまき、好光性種子なので覆土は薄くします。
・2~3回の間引きで株間10~12㎝に。
・タネまき~発芽するまで、毎日水やりする。
・乾燥予防にもみ殻をまいたり、不織布をベタがけしてもよい。
日光に当たると緑化するので、株元の土寄せを欠かさずに。
収穫後も冷暗所で保存する。
タネまきと収穫の適期が広く、春まき、夏まきが可能。
2. ブラックトマト
一見すると果物のような濃い黒紫色のトマト。
熟すと甘みが増し、濃厚な味わいが楽しめます。
サンドイッチやカプレーゼにすると、見た目のインパクトが絶大です。
甘く肉厚でおいしいトマトです。サラダやサンドイッチの彩り等に利用できます
トマトも 赤 黄色 オレンジ 黒 色付く前の緑で5色揃えてみるのも良いのではないでしょうか!
栽培管理
・一般のトマトと同じように栽培します。
・過湿に弱いので高畦にし、水はけ・風通しを良くします。
・元肥にカルシウムを十分に施します。
・本葉5~6枚の頃、50cm間隔で定植します。
太陽に当たり完熟してくると上部が黒っぽい色なります。

3. レインボースイスチャード
ビーツの仲間で 葉っぱを食べるスイスチャード。
カラフル菜とかブライトライトとかにじいろ菜とか呼ばれていて
種屋さんによって名前が色々変わったりするので、買う側としては困るときが結構あります
茎が赤、黄、オレンジ、紫とカラフルで、育てるだけで花壇が華やかに。
ほうれん草のような味わいで、炒め物やおひたしに使えます。
温暖な気候を好み、寒さには弱いが暑さには意外と強いので、
北海道では春まきは暖かくなってきた5月下旬ごろからまくのがおすすめです。
不断草といわれるほどで一年中栽培できますが、
秋まきは北海道では8月初旬から8月下旬がいいでしょう。
栽培管理
・タネがかたい殻に包まれていて発芽しづらい性質があります。
・一晩水に浸けて芽出しをすると発芽率がよくなります。
・発芽すれば害虫にも強く、手間をかけずにスクスク育ちます。
・タネまき後、20日くらいからベビーリーフとして間引き収穫ができます。
・大株に育つのは適期に栽培した場合で40~50日後になります。
酸性土壌を嫌うため土づくりが大切です。
肥料分はそれほど必要ありませんが、土壌酸度が高くならないようにしましょう。
5. 白いとうもろこし
白いトウモロコシの近くに普通の黄色いとうもろこしを植えてはいけません。
白いトウモロコシの花粉が、めしべに付けば、当然ながら白くて綺麗なトウモロコシになるのですが、黄色いトウモロコシの花粉が付いてしまって、黄色い粒が出ることがあります
栽培管理
・畦幅90㎝位、株間50㎝位に1ヶ所3~4粒播き3~4㎝覆土します。
・発芽まで土が乾燥しないように灌水します。
・ポット育苗後に定植する方法も可能です。
・発芽後10~15㎝に伸びた頃に1本立ちとします。
・ 追肥は化成肥料等を与えて下さい。
・実入りを良くするため、まとめた本数を植えると効果的です。
4. 黄色ズッキーニ
スーパーで良く見掛けるズッキーニは緑色と黄色がありますが、
黄色いズッキーニは鮮やかで 見た目が華やかです
黄色ズッキーニはビタミンCが豊富で、ほんのり甘みがあるのが特徴、鮮やかな色が食欲をそそります
緑と比べて味や食感の大きな違いはありませんが、
黄色の方が少し青臭さが弱く、炒めてもさっぱりとした味わいの様です。
グリルや炒め物で彩りをプラスできます。
栽培管理
・ポットなどに、深さ1cmに1~2粒をまいて、土をかけ軽く押さえます。
・本葉1枚のころに1本立ちに間引きます。
・本葉4~5枚の苗にします。
・直まきでは1.2m幅のうねに、マルチをして、株間70cmで植えつけます
・2~3粒まき、本葉2~3枚で1本立ちにします。
・風で茎が折れないように、支柱を立てて固定します。
・古い葉や病葉を除去し、風通しをよくします。
・追肥は、花が咲くころから行います。

6.パプリカ
カラフル野菜の代表格 パプリカ
赤と黄とオレンジがあり 鮮やかなカラフル野菜の定番です
3色揃えて並べただけでも 華やかに食卓を彩ります
ピーマンよりも、実が肉厚で苦味が少ないので食べやすく、
料理の彩りをぐんとアップさせてくれる便利な野菜です。
難易度は少し高めですが、新しい野菜を育ててみたい方やピーマンを育てたことがある方などは、
ぜひ挑戦してみてください。
栽培管理
・種は重ならないようにポット中央に1cm程度の間隔を空けまきます。
・土と種を密着させます。
・発芽するまでは、土の表面を乾かさないようにして下さい
・直射日光を避け、栽培に適した明るい場所で管理して下さい。
※土の乾燥を防ぐために、ラップなどを軽くかけておくと良く発芽します
カラフル野菜栽培のポイント
カラフル野菜の育て方は、基本的に通常の野菜と大きな違いはありません。
種や苗を選ぶときに「家庭菜園向け」「病気に強い」「多収穫タイプ」などの
表記があると育てやすいことが多いです。
一般的に夜と昼の寒暖差があると 鮮やかな色になりやすいと言われています。
パプリカやズッキーニは実が重くなるので、支柱でしっかり支えてあげましょう。
品種によっては日照量や土壌の酸度にこだわる必要があるため、
育てる前にしっかり情報を調べておきましょう。

🥗おしゃれなカラフル野菜レシピ
カラフル野菜のグリルサラダ
- カラフル野菜(紫ニンジン、黄色ニンジン、黄色ズッキーニ)を一口大に切ります。
- オリーブオイル、塩、ハーブで和えてオーブンで焼きます。
- 彩りよく盛り付けて、ドレッシングをかければ完成。
ブラックトマトのカプレーゼ
- ブラックトマトとモッツァレラチーズをスライスします。
- バジルの葉と一緒に交互に並べ、オリーブオイルとバルサミコ酢をかけます。
- 塩と黒こしょうをふりかけて完成。
レインボースイスチャードのシーザーサラダ
- スイスチャードとサニーレタスをざく切りにします。
- 薄切りハーフベーコンを1cm幅に切り、中火のフライパンで、カリカリになるまで炒める
- 器に盛り付けてクルトンを散らし、温泉卵をのせ、粉チーズ、黒こしょう、シーザーサラダドレッシングをかけて、完成。
素材だけの味!白トウモロコシのポタージュ
- 白いトウモロコシの皮をむき、包丁でトウモロコシをそぎ落とし、
電子レンジで温める(600wで約1-2分)。 - 白いトウモロコシと豆乳をミキサーで撹拌して裏ごしする。
- 温かいポタージュにしたいなら、鍋で温めて一煮立ちさせる。
- 冷製ポタージュにしたいなら、冷蔵庫で冷やす。
- お好みでオリーブオイルをたらして完成。
フルーツのような甘み パプリカのマリネ
- 赤、黄、オレンジのパプリカを縦半分に切り、ヘタと種を取るり
グリルで両面焼き強火で10分間焼く - 熱いうちに、竹串で引っ張りながら皮をむき 縦4等分に切る
- オリーブ油・酢・砂糖・塩・黒こしょう (粗びき)を混ぜかける
- 冷まし、味をなじませる。冷蔵庫で冷やしてもおいしい。

まとめ
カラフル野菜は、育てる楽しさと食べる喜びを両立させる素晴らしいアイテムです。
我が家の小さな裏庭も カラフルで賑やかになるかもしれません
家庭菜園の一角に、ぜひこれらの色鮮やかな野菜を加えてみてはいかがでしょうか?
きっと、家族や友人との会話も弾むことでしょう。
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