耕した土に、ひとつひとつ丁寧に種芋を並べて、腰を伸ばして眺めた真っさらな畝(うね)を見て、「よし、終わった!」と満足感に浸っていませんか?
実は、札幌のジャガイモ栽培はここからが正念場。
土の中では、ジャガイモたちが北の大地の冷たさと戦いながら、必死に芽を出そうとしています。
今回は、芽が出るまでの「沈黙の期間」に私たちができること、そして絶対にしてはいけないことをまとめました。
【芽が出るまでの3大チェックポイント】
- 水やり厳禁: 札幌の5月はまだ寒い!水をあげすぎると種芋が腐ります。
- 地温の確保: 太陽の光をたっぷり土に当てて、地温を10℃以上にキープ。
- 雑草の先手必勝: ジャガイモの芽より先にアイツらがやってきます。
「お水、あげなきゃ」が命取り?
植え付けたばかりだと、ついつい毎日お水をあげたくなりますが、札幌の春は要注意です。
地温が低い時期に水分が多すぎると、芽が出る前に種芋が腐ってしまう「種芋腐敗」の原因に。
しっかり耕して酸素をたっぷり含ませた土なら、適度な湿り気が保たれているはず。
ジャガイモの生命力を信じて、土がカラカラにならない限りは「見守る勇気」を持ちましょう。
札幌の「リラ冷え」と地温の壁
ジャガイモが発芽するには、地温がだいたい10℃〜15℃必要です。
札幌ではライラックが咲く頃に急激に冷え込む「リラ冷え」がありますが、この寒暖差が発芽を遅らせることも。
でも大丈夫。よく耕した土は、団粒構造のおかげで太陽の熱を蓄えやすくなっています。
黒マルチをしている方は、風で飛ばされないよう再度チェックしておきましょう。
芽が出る前の「空中戦」:雑草対策
ジャガイモの芽が出るには2〜3週間かかりますが、雑草は1週間もあれば顔を出します。
芽が出る前に、畝の表面を軽くレーキなどでなでてあげると、小さな雑草の芽を根こそぎ退治できます(これを「中耕」といいます)。
せっかく作ったきれいな畝ですから、ジャガイモが一番乗りで顔を出せるよう、環境を整えてあげたいですね。

まとめ:静かな畑の下で、物語は始まっている
「まだかな、まだかな」と毎朝畑を覗き込む時間は、家庭菜園の醍醐味です。
芽が出た瞬間の、あの土を盛り上げて力強く登場する姿を想像しながら、今は静かに見守りましょう。
そしていよいよ芽が出た後の「最初の追肥と土寄せ」の計画をして待つことにしましょう。
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