4月の札幌。
長かった雪の季節が終わり、道路も乾き、日差しもなんだか春っぽい。
庭を見ると、つい思ってしまいます。
「もう苗、外に出してもいいんじゃない?」
実はこれ、北海道の家庭菜園で毎年発生する事件です。
名付けて、
「早すぎデビュー事件」
苗を外に出す → 数日後 → 寒の戻り → 苗ぐったり。
北海道の春は、そんなに甘くありません。
札幌の霜はいつまで?
家庭菜園で重要なのは「気温」よりも霜です。
北海道では春でも夜間に気温が下がり、霜が降りることがあります。
札幌の霜の目安
- 市街地:5月上旬頃まで
- 郊外:5月中旬頃まで
つまり4月は、まだ普通に危険な時期です。
昼間が暖かくても、夜に5℃以下になる日があります。
そして苗にとって、この温度はかなり厳しい。
トマトやナスはいつ外に出す?
家庭菜園で人気の夏野菜は、実はかなり寒がりです。
寒さに弱い野菜
- トマト
- ナス
- ピーマン
- きゅうり
これらは最低気温10℃以上が理想。
札幌で安定するのは、だいたい
5月中旬頃
つまりゴールデンウィーク前に外へ出すのは、かなりチャレンジです。
もちろん暖かい年もありますが、北海道の春は油断すると簡単に裏切ります。
どうしても早く外に出したい人へ
とはいえ、苗が大きくなってくると外に出したくなります。
その場合は段階的に慣らすのがおすすめです。
① 昼だけ外に出す
日中だけ外へ。夕方には室内へ戻します。
② 夜は必ず室内へ
北海道の春は夜が本番。油断すると一気に冷えます。
③ 不織布で保温
外に出す場合は、苗の上に不織布をかけると温度低下を防げます。
この作業は少し面倒ですが、苗の生存率はかなり変わります。
北海道の春で一番危ないタイミング

実は一番危険なのは、
暖かい日が続いた週
です。
数日暖かい → 「もう大丈夫」と思う → 苗を外へ
そしてその直後、寒の戻り。
北海道ではよくあるパターンです。
天気予報を見るときは、最低気温をチェックするのがポイントです。
北海道の家庭菜園は「焦らない人」が勝つ
雪が消えると、どうしても春を感じます。
でも北海道の本当の春は、
5月中旬くらい。
苗を外に出すのは、それからでも遅くありません。
焦って外に出すより、少し遅いくらいの方が安全です。
北海道の家庭菜園は、待つことも技術。
今年こそ「早すぎデビュー事件」を回避して、元気な苗を育てましょう。
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