雪が積もる季節、温かいハーブティーの香りに包まれるひとときは、まさに冬のご褒美。自宅で育てたハーブを乾燥させておけば、香り高い一杯をいつでも楽しめます。
この記事では、家庭で簡単にできるハーブの乾燥・保存方法と、冬におすすめのハーブティー活用法をご紹介します。
乾燥ハーブの基本|香りを逃さないコツ
ハーブを乾燥させる目的は「香りと有効成分を長持ちさせる」こと。冬の北海道のように乾燥した空気は、ハーブの保存に実はぴったりの環境です。
【1】収穫のタイミング
もっとも香りが強いのは「開花直前」の葉です。朝露が乾いた午前中に収穫し、洗わずにそのまま乾燥させるのが理想です。
【2】自然乾燥の方法
- 風通しのよい室内に新聞紙を敷く
- 重ならないように広げて置く
- 直射日光を避けて約1週間乾燥させる
乾燥が進むと、指で軽く触れただけでパリッと折れるようになります。乾ききらないうちに保存すると、カビの原因になるので注意しましょう。
【3】吊るし乾燥(ドライハーブ風)
見た目もおしゃれに仕上げたい場合は、少量を束ねて逆さに吊るします。キッチンの壁や窓辺に吊るせば、ナチュラルなインテリアとしても楽しめます。

乾燥ハーブの保存方法
密閉容器+暗所で保存が基本
乾燥したハーブは湿気と光に弱いため、以下の方法がおすすめです。
- 遮光ビンやアルミ袋に入れる
- 直射日光の当たらない戸棚に保存
- 乾燥剤を入れるとさらに長持ち
冷蔵庫での保存も可能ですが、出し入れ時の結露で湿気を吸いやすくなるため、長期保存には常温の暗所がベストです。
保存期間の目安
しっかり乾燥させたハーブは、約6か月〜1年程度香りを保ちます。香りが薄くなってきたら、新しいハーブを追加しましょう。

冬におすすめのハーブティー5選
寒い時期の体調ケアやリラックスにぴったりなハーブを紹介します。
① ミントティー
スッキリとした香りで気分をリフレッシュ。消化を助ける作用もあり、食後の一杯に最適です。

② カモミールティー
安眠・リラックス効果で人気No.1。ミルクを加えると「カモミールミルクティー」にもなり、夜のリラックスタイムにおすすめです。
③ レモンバームティー
爽やかな香りと穏やかな酸味が特徴。気持ちを落ち着かせ、冬のストレス緩和にも役立ちます。

④ ローズマリーティー
血行促進や集中力アップ効果があり、寒い朝の目覚めにぴったり。ミントとブレンドしても美味しいです。
⑤ タイムティー
抗菌作用が高く、風邪予防に効果的。喉が痛いときや、乾燥した日にも重宝します。
おしゃれなブレンド例
- ミント+レモンバーム → リフレッシュブレンド
- カモミール+ローズ → 安眠ブレンド
- ローズマリー+タイム → 冬の風邪対策ブレンド
自家製ブレンドを小瓶に詰めてラベルを貼れば、贈り物にも喜ばれます。

ハーブティー以外の活用アイデア
・乾燥ハーブを小袋に入れて「香り袋」や「入浴用ハーブパック」に
・ローズマリーやラベンダーを小瓶に詰めて「アロマ飾り」に
・オリーブオイルに漬け込んで「ハーブオイル」に
飲むだけでなく、香る・飾る・使う楽しみ方を広げることで、冬の暮らしが豊かになります。

まとめ|香りとぬくもりを暮らしにプラス
自分で育て、乾燥させたハーブをゆっくり味わう時間は、冬の心と体を温めてくれる贅沢な習慣です。手間をかけて保存した分、香りの豊かさは格別。お気に入りのカップで、あなただけの“冬のハーブティー生活”を楽しんでみてください。
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