冬の北海道のように外が雪で覆われる季節でも、キッチンにちょっとした“ミニ菜園”を作ることができます。
その中でも人気なのが、ペットボトルだけでできる「水耕栽培」。
土を使わず、スーパーで売っている種や野菜くずから育てられるため、マンションでも一軒家でも手軽に楽しめます。
この記事では、材料、作り方、育てやすい野菜、失敗しないコツまで、初心者向けにわかりやすく解説します。
冬の室内で、ちょっとした緑と収穫を楽しみましょう。
ペットボトル水耕栽培が人気な理由
- 材料費がほぼゼロ:ペットボトル・スポンジ・アルミホイルでOK
- 土を使わないので清潔:キッチンや窓辺に置いても汚れない
- 冬でも育つ:暖かい室内で育てるため北海道向き
- 虫がつきにくい:冬の害虫対策が不要
必要な材料
- 500mlまたは1Lのペットボトル(透明タイプ)
- キッチン用スポンジ(種まきに使う)
- アルミホイル(光を遮って藻対策)
- 液体肥料(ハイポニカなどの水耕栽培用がおすすめ)
- カッター・ハサミ
ペットボトル容器の作り方
① ペットボトルを上下にカット

ペットボトルを上から3分の1の位置で切り、切り離した上の部分(飲み口のある方)を逆さにして、下の部分に重ねます。
上が「苗ポット」、下が「養液タンク」になります。
② 藻を防ぐために外側を包む
透明のままだと日光で藻が発生するため、アルミホイルで外側を巻いて遮光します。これだけでメンテナンスが大幅に楽になります。
③ スポンジに種を植える
スポンジをペットボトルの中に安定して置けるようにカットし、真ん中に切れ目を入れて種を挟みます。
水を吸わせておくと発芽がスムーズです。
水耕栽培では、このスポンジを通して植物が水を吸い上げます。

④ 養液タンクに液肥を薄めて入れる
説明書通りに液体肥料を薄め、ペットボトル下部に注ぎます。スポンジの先端が液肥に軽く触れる程度に調整します。
⑤ 日当たりのよい窓辺に置く

冬は南向きの窓辺が最適。LEDライトがなくても、自然光と反射光だけで十分育ちます。
初心者におすすめの野菜5選
① サラダレタス
発芽が早く、失敗が少ない定番。外葉から少しずつ収穫でき、長く楽しめます。
② バジル
冬でも室内が暖かければ育ちます。パスタやピザに大活躍。
③ 小松菜
光が少なくても育つため、北海道の冬でも安定。栄養価が高く使い道も多い。
④ 水菜
スリムで省スペース。シャキシャキ食感で冬の鍋料理にも合います。
⑤ ネギ(再生栽培)
根元をスポンジに挿すだけでOK。キッチン菜園の王様。
失敗しないためのポイント
● 水位は下げ気味でOK
スポンジの先だけ液肥に触れる程度で十分。根が育ちやすくなります。
● 水替えは1週間に一度
冬は水が腐りにくいため、無理に毎日交換しなくても大丈夫。週1回程度で。
● 温度変化に注意
窓の冷気が直に当たらないよう、夜はカーテンを閉めたり段ボールで囲うと安心です。
● 藻が発生したらタンクを洗浄
アルミホイルで遮光していても、長期栽培では藻が生えることがあります。見つけたらタンクを洗えばOK。
キッチンが“ミニ菜園”に!冬の家庭菜園をもっと楽しく

ペットボトル水耕栽培は、材料も手間も少なく、冬の北海道でも成功しやすい栽培方法です。
キッチンの隅や窓辺に数本並べると、ちょっとした緑の癒し空間に。
毎日の成長が目に見えるので、料理のモチベーションも上がり、収穫の喜びを手軽に味わえます。
ぜひ今日からあなたのキッチンでも始めてみてください。
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