大雪山黒岳では早くも初雪の知らせが届きました。
ここから一気に冬に向かう北海道。
家庭菜園の畑も収穫は終盤を迎えます。
野菜の収穫が無くなると寂しく感じますが、北海道の室内はある意味関東などより暖かいことが多いです。
そこで、室内で簡単に低コストできる栽培を考えてみましょう。
はじめに — 北海道の冬でも「光(LED)なし」で育てるコツ
北海道の冬は日照時間が短く、植物育成用のLEDライトが必須と思われがちですが、実は自然光だけでも楽しめる室内栽培があります。
暖房の効いた室内環境をうまく活かし、コップや食品トレーなど身近な容器を使えば、ほぼお金をかけずに「緑のある暮らし」を続けることができます。
LED不要!コストをかけずに育つおすすめ植物5選
① 豆苗(とうみょう)
スーパーで売られている豆苗の根元を、コップや浅い容器に水を張って再利用。
明るい窓際に置くだけで、7〜10日ほどで再収穫ができます。
水は毎日入れ替えてカビを防ぎましょう。
室温が10〜20℃あれば冬でも十分育ちます。
コスト:0円(食材再利用) / 光:弱光でOK / 収穫:約7日

② スプラウト(かいわれ・ブロッコリースプラウトなど)
種まきから5〜7日で収穫できるスピード栽培。
発芽までは暗所、発芽後は窓辺の明るさ程度で十分。
100均の容器やプリンカップでもOK。
ビタミンCやスルフォラファンなど栄養価が高く、冬の健康維持にも役立ちます。
コスト:100円〜(種) / 光:明るい窓際でOK / 収穫:約5日
③ ネギの再生栽培(リボベジ)
スーパーの青ネギの根元をカットして水に差すだけ。
根の部分を1〜2cm残しておくと、数日で青い葉が再生します。
室温15℃以上で育ちやすく、水を2日に1回替えれば腐敗も防げます。
冬の薬味用に大活躍!
コスト:0円(食材再利用)/ 光:窓辺の自然光でOK / 収穫:約7日

④ サニーレタス・リーフレタス
南向きや東向きの窓辺で栽培可能。
冬の日差しでも十分光合成します。
種は100円ショップでも購入でき、プランターや牛乳パックで代用可能。
乾燥を防ぐため、鉢底に軽石を入れて排水を良くするのがポイントです。
コスト:100〜300円 (種)/ 光:日当たりが必要 / 収穫:約30〜40日

⑤ パセリ・イタリアンパセリ
多年草のハーブで、10℃以上の室温があれば冬越し可能。直射日光よりも明るい日陰を好み、窓辺に置くだけで十分。
剪定しながら収穫すれば春まで長く楽しめます。秋に庭やプランターから鉢上げするのもおすすめです。
コスト:0円〜(既存株の再利用) / 光:明るい日陰でOK / 収穫:約40日〜
北海道の冬に成功する室内栽培のコツ
- 🌞 光: 南向きや東向きの窓辺を活用。雪の反射光でも効果的です。
- 💧 水やり: 朝のうちに行い、夜は湿らせすぎないよう注意。
- 🪟 温度管理: 暖房の風が直接当たらない場所に置く。乾燥時は霧吹きを軽く。
- 🧺 容器再利用: ペットボトルの底や食品トレーで代用できる。
- 🔄 風通し: 週に1回、窓を開けて空気を入れ替えると病気予防になる。

まとめ:お金をかけずに、冬の室内を“緑の癒し空間”に
LEDライトを使わなくても、豆苗・スプラウト・ネギなどの再生野菜や短期間で育つリーフ類なら、北海道の冬でも元気に育ちます。
暖房のあるキッチンやリビングの窓際に置くだけで、毎日の食卓が少し楽しくなるはずです。
最初の一歩として、まずはスーパーの豆苗やネギを再利用してみましょう。
成功体験が積み重なると、春には本格的なベランダ菜園へとステップアップできます。

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