登録品種ってどこで分かる?見分け方・確認方法まとめ

登録品種の見分け方 家庭菜園

「この野菜の種って登録品種?」「譲っていいのか分からない…」
そんな疑問を持つ家庭菜園愛好家のために、登録品種の調べ方・判断基準・表示の見方をわかりやすくまとめました。

結論 → 種袋の表示と、国の登録データベース検索で判定できます。


🔍 そもそも「登録品種」とは?

登録品種とは、種苗法に基づき国が保護する新品種で、開発者に育成者権が認められている品種のこと。
種を自家採種して他人に譲る・販売するには許諾が必要です。

  • ◯ 自分で育てて収穫 → 問題なし
  • ✕ 自家採種した種を他人に配る・売る → 原則禁止
  • ◯ 市販の未開封の種をあげる → OK

詳しくは関連記事:採れた野菜の種を人にあげるのは違法?【種苗法を解説】を参照してください


📌 登録品種を見分けるチェックリスト

確認ポイント見方の例
種袋の記載PVPマーク、登録番号、品種登録と明記されているか
公式データベース検索農林水産省「品種登録ホームページ」で検索
F1(交配種)表記F1は登録品種の可能性が高い。固定種は登録外のことが多い

🛍 種袋で判断する方法(最速&初心者向け)

最も簡単なのは種袋のラベルを見ることです。

  • PVPマーク:登録品種である証(Plant Variety Protection)
  • 登録番号(例:第○○号)
  • 「育成者権取得」「登録品種」「自家採種禁止」などの表記

↓ 主な表示イメージ

これらが書かれていなければ登録品種でない可能性が高いですが、判断は下の検索で確定できます。


🔎 確実に調べたい場合はデータベース検索

農林水産省が管理する公式検索サイトで確認できます👇

▶ 品種登録検索システム(農林水産省)

検索画面で以下を入力するだけ:

  1. 品種名(例:フルティカ、桃太郎)
  2. 植物種名(トマト、ナスなど)

「保護期間中」→登録品種なので譲渡NG
「保護期間満了」→登録解除=一般品種扱い


💡 固定種・在来種は登録外のことが多い

  • 固定種(オープンポリネーション)→採種・譲渡しやすい
  • 在来種 → 登録されていないことがほとんど
  • F1種 → 登録品種含むため要確認

※ただし確実な判定には検索を。


📌 まとめ:登録品種はこう見分ける

  • 種袋に PVPマーク/登録番号/自家採種禁止がある=登録品種
  • 表記がなく判断不明→公式検索で確認
  • 固定種・在来種は採種&シェアに向く

「合法な種交換・採種」を楽しむためにも、品種名で調べる習慣が安心です。

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