北海道の果樹と花壇と庭木|小さな表庭の物語

花壇 家庭菜園

札幌にもようやく気候が良くなり初夏を思わせる気温の高い日が数日ありました。
小さな裏庭の家庭菜園の野菜たちの様子はこれまで何度か紹介してきましたが、
関連記事;北海道家庭菜園の種まき第三弾!夏野菜の準備完了と現在の生育状況をご報告

表側にも小さな庭があり、花や果樹が季節を知らせてくれています。
今日は、そんな小さな表庭の様子を少しご紹介したいと思います。

小さな表庭の始まり

果樹のある庭:ブルーベリーとカシス

小さな表庭には、花壇とともに果樹が数本植えられています。
その主役はブルーベリーの木が3本。
今、ちょうど白く小さな可愛らしい花が咲き誇っていて、ミツバチたちが忙しそうに飛び回っています。

ブルーベリーは品種によって花の咲くタイミングや実の付き方が少しずつ違うのですが、3本あれば受粉もしやすく、毎年たくさんの実をつけてくれます。
特に蜂の訪れが多い年は、実の数も多い気がします。
今年も豊作になるといいなと期待しています。

その隣には、カシスの木が1本。
カシスはブルーベリーよりも少し遅れて実が熟し、酸味が強いのが特徴です。
そのまま食べるには少し渋みがありますが、砂糖を加えて煮詰めれば、香り高くて美味しいジャムに変身します。
毎年、数瓶分のカシスジャムを作るのが我が家の夏の恒例行事です。
時期が来ましたら、ジャムを作る様子もご報告したいと思います

花壇の四季と季節の草花

小さな表庭には四季を通じて咲く花々があり、季節ごとに違った表情を見せてくれます。

には、雪解けとともに福寿草が真っ先に咲き始め、黄色い花が土の上にぽつぽつと顔を出します。


続いてクロッカススイセンが彩りを加え、チューリップが花壇に可愛らしい明るさを添えてくれます。


そして花壇を作った時にホームセンターで300円で買ってきたツツジ
毎年鮮やかなピンク色で春の庭を一層華やかにしてくれます。

になると、ユリの上品な香りが風に乗って漂い、アジサイがしっとりと紫色の花を咲かせます。
薔薇は、小さなピンク色の花をたくさん咲かせるタイプで 枝をどんどん伸ばすので手入れが必要です。
そして、北海道らしい夏の花といえばやはりラベンダー
涼しげな香りと紫の穂が、暑い時期の庭に清涼感を与えてくれます。

には、が花壇の主役に。
種類によって咲く時期や色もさまざまで、夏の終わりから晩秋まで長く楽しめるのが魅力です。
少し肌寒くなってくると、庭全体が穏やかで落ち着いた雰囲気に変わり、花の色味も深くなってきます。

その他、空きスペースには 一年草の花を植えて切り花として咲かせます

こうして、春から秋まで、庭は途切れることなく彩られ、季節の流れを視覚的に教えてくれます。

札幌 ライラック は今が開花時期

5月末の札幌といえば、やはり「さっぽろの木」ことライラックの季節です。
我が家にも一本、白い花を咲かせるライラックの木があります。

一般的には紫や藤色のイメージが強いライラックですが、白い花はまた格別。
爽やかな香りが風に乗って庭中に広がり、ライラックの下を通るだけで初夏の訪れを感じさせてくれます。

この季節、札幌市内ではライラック祭りが開かれ、街全体が柔らかな香りに包まれます。
札幌に暮らしていてよかったな、と感じる瞬間の一つです。

余談ですが、この時期札幌市内には大量の綿毛が飛び交うのをご存知でしょうか?
ポプラの綿毛です。北海道大学などの並木道で有名なポプラですが、近くを通ると驚くほど大量な綿毛が降り注いで、場所によっては雪のように白く積もっていることもあります。
これも札幌の初夏の風物詩となってます。

紅葉(もみじ)とツゲの庭木たち

我が家のシンボルツリーは紅葉(モミジ)です。
植えた当初は手頃なサイズだったのですが、年々大きくなり、数年前には木に登って、かなり思い切って枝を切りました。

我が家の紅葉は初めから赤い色の葉をつけるヤマモミジです。
春先は赤茶色ですが秋には赤みが増し綺麗な落ち葉を落とします。
冬はすっかり葉を落としますが、枝のシルエットさえ美しく、四季を通して存在感があります。

少し大きくなりすぎて、毎年のお手入れが欠かせませんが、それもまた木と一緒に生きていく時間。
大きな木が家の前にあると、自然と庭にも表情が生まれます。

ツゲの木が二本、複雑な形はハードルが高いので、簡単な❤️と♦️にしてみました😀

剪定には電動バリカンを使いました。京セラ(Kyocera) 旧リョービ バリカン AB-1620 :Amazon

自然と暮らすということ

家庭菜園も、果樹も、花壇も、庭木も、それぞれ手がかかるものです。
でも、その手間があるからこそ、季節の変化をより深く感じられるのだと思います。
植えたものが芽吹き、花を咲かせ、実をつける。
収穫の喜びや、美しい花を眺める楽しみは、日々の小さな幸せの積み重ねです。

札幌の気候は寒暖差が大きく、冬の間はほとんどの植物が眠ってしまいます。
それだけに、春から夏へのこの時期は、命のエネルギーが庭じゅうにあふれていて、外に出るのが楽しくなります。

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おわりに

今年もまた、庭にたくさんの恵みが訪れようとしています。
ブルーベリーも、カシスも、花壇の花も、野菜たちも、まだ始まったばかり。
これからの成長が楽しみです。

日々の忙しさの中でも、庭に出て草花や果樹に目を向ける時間は、心をリセットしてくれます。
この小さな裏庭と表庭とともに、また一年、季節を巡っていこうと思います。

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