定年退職から10ヶ月、収入がなくても暮らせる?自由な生活とお金のリアル

老夫婦ダルマ ひとりごと

昨年、私は長年勤めた会社を定年退職し、今は退職後の生活を静かに楽しんでいます。
退職してから10ヶ月が経ち、ようやく自分の新しいペースが見えてきたところです。
今回のひとりごとは、定年退職後の暮らしと今後の目標についてお話しします

現金は減っているけれど、資産全体は減っていない

退職直後は、失業保険の手当てを満額受け取りました。
「その後はアルバイトでもしなきゃ生活が厳しくなるかもしれない」と思っていたのですが、ふたを開けてみると、意外なことに——今のところ、お金に困ることなく暮らせています。

収入源は多くはありません。
過去に勤めた会社の企業年金が少し、そして少額ながら株の配当もあります。
決して大きな額ではありませんが、日々の生活を支えるには今のところ十分です。

定年前には 支出(固定費)の見直しを計画的に行いました。
その後も、普段の行動パターンを変え、出費の少ない行動を心がけるなど、節約にも気を使っています。

もちろん、現金そのものは少しずつ減っていますが、現金化していない株式の評価額が少しずつ増えていて、総資産としては横ばいを維持しています。

年金はまだもらっていない。いつからもらうか思案中

現在62歳。公的年金は申請すれば60歳からもらうことが出来ますが、まだ受給していません。
できれば65歳から受け取りたいと考えています。
支給額が増える分、将来的な安心感もあるからです。

その分、あと3年間は資産を減らさずにやりくりできるかが勝負です。
不確実な支出に備えて、慎重な生活を心がけています。

自由な時間がもたらす「心の豊かさ」

定年退職後、一番の変化は「時間が自由になったこと」です。
散歩、読書、小さな裏庭の家庭菜園など、以前は「仕事が終わったらやろう」と思っていたことが日常に溶け込んでいます。

ただ、時間ができたことで「どう生きるか」「お金をどう使うか」を自分に問う時間も増えました。

資産を「使う」ことにも悩みがある

お金がたくさんあるわけではありません。
でも、「ある程度の資産」があることで、今後の人生設計において選択肢の幅が広がっているのは事実です。

ただ一方で、「このお金をいつ、何に使うか」というのは、なかなか難しい問題です。

例えば旅行。
コロナ禍が落ち着き、遠出することも可能になりました。でも、「今使うのが本当にベストなのか?」と躊躇してしまうこともあります。

趣味への投資も然り。
新しいカメラやパソコンを買おうかと思いつつ、「今のままでも困ってないし」と見送ってしまうことも。

使えば生活は豊かになるかもしれない。
でも、後で必要になるかもしれない――そう思うと、つい財布のひもが固くなってしまいます。
将来の備えとのバランスが悩ましいところです。

バイトをするか、しないか。生活の質とのバランス

失業保険を受け取り終えた頃、短時間のアルバイトでもしようかと少し考えました。
社会とのつながりを持ち続けるという意味でも、健康維持の面でも悪くない選択肢だと思います。

しかし、実際には今の生活が成り立っているため、そこまで差し迫った必要性は感じていません。

無理に働いてストレスをためるよりも、今の自由で穏やかな日々を大切にしたい――今はそんなふうに感じています。

ただ、「いざとなれば働ける」という選択肢があること自体が、自分にとっては大きな安心材料になっているとも思います。

今年の3月に帯状疱疹にかかり、健康の大切さを改めて実感しました。
今もまだ後遺症の神経痛、皮膚も痺れに悩まされていますが、徐々に症状は改善してきています。

時間の自由や健康とのバランスも大切にしたいと考えています。

これからの目標:65歳まで、できるだけ減らさずに

今の一番の目標は、65歳からの年金受給開始まで、できるだけ資産を減らさずに生活していくことです。具体的には以下のようなことに気をつけています。

  • 毎月の支出を見直し、無駄を減らす
  • 株式や投資信託のポートフォリオを定期的にチェック
  • 突発的な出費に備えた予備費を確保
  • 健康維持に努めて医療費を抑える

これらを習慣としてコツコツ実行しながら、「使う楽しみ」も少しずつ取り入れていきたいと思っています。

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最後に:今ある「幸せ」に目を向けて

定年退職というと、「収入が減る」「将来が不安」といったネガティブな面が強調されがちです。でも、実際にその時期を迎えてみると、「自由な時間」「心の余裕」「自分の人生を考える時間」など、たくさんのポジティブな要素があることにも気づかされます。

そして、今あるお金をどう使うか、自分の暮らしにどう活かすかを考えるのは、老後生活の中でもとてもクリエイティブで、楽しいことだと感じています。

これから先も、お金や時間とじっくり付き合いながら、「自分らしい暮らし」を追求していきたいと思います。

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