危険!間違えやすい食中毒を起こす植物 食べたらダメ!

危険な植物 家庭菜園

春になったら、散歩をしたり、外に出かけたて 「そろそろ山菜採りに行きたいな」

と思っている人もいるかもしれません。

気をつけましょう! 山には 間違えやすい 食中毒を起こすで危険な毒草がたくさんあります

山菜を採りに行こうとしている人や、家族に山菜採りが好きな人、が居たら
改めて食中毒を起こす毒草を確認しておきましょう。

食中毒を起こす植物には、食用植物や観賞植物と見た目が似ているものが多く、
間違えて食べて中毒を起こすケースが少なくありません。

確実に食べられるかわからない時 
採らない 食べない 売らない 人にあげない
を徹底して下さい

以下は、特に間違えやすい食中毒を起こす毒草の代表例です。

🌿 食用植物と間違えやすい食中毒を起こす毒草

食中毒を起こす毒草間違えやすい食用植物特徴
トリカブトニリンソウ、ミツバ、ヨモギ青紫色の花。根や葉が似ている
ドクゼリセリ茎が中空で節がある
スイセンニラ葉が似ているが、ニラは匂いがある。
イヌサフランギョウジャニンニク葉が似ているが、ギョウジャニクは強い匂い。
バイケイソウギョウジャニンニク葉が似ているが、花が異なる。

☠️トリカブト(鳥兜)

トリカブトは非常に中毒症状が強い植物で、触れたり食べたりしてはいけません。

注意深く観察することで、他の植物と見分けることができますが
間違えることも多く 注意が必要です。

ニリンソウ(二輪草)ミツバヨモギ(蓬)に似ている

🌱葉の形🌱

  • トリカブト:葉は大きくて深い切れ込みがあり、複数の小葉に分かれています。葉の表面はツルツルしており、裏面は緑色が強いです
  • ニリンソウ:3枚の小葉があって、切れ込みが浅い。
  • ミツバ:まさに「三つ葉」、3枚の葉がついており、形がシンプル。
  • ヨモギ:葉は鋸歯状で、裂け目が浅く、面は白っぽく毛が生えていることが特徴です。また、香りが独特で、手で触ったときにその香りが分かります。

🌺花の特徴🌺

  • トリカブト:花は紫色や青紫色で、兜のような形をしており、非常に特徴的です。
  • ニリンソウ:白い花が2輪または複数輪咲く。
  • ミツバ:白い小さな花。
  • ヨモギ:花は小さくて黄色で、目立ちにくい花が穂状に集まって咲きます。

👃香りの特徴👃

  • トリカブト:特別な香りはなく、葉や花には香りがほとんどありません。 
  • ニリンソウ:基本的に無臭であり、強い香りがしない。
  • ミツバ爽やかな香りがしっかりとある。
  • ヨモギ香りが強く、葉を触るとその香りが手に残ります

🍴食べられるか🍴

  • トリカブト:非常に強い中毒症状を起こします、触れたり食べたりしてはいけません。
  • ニリンソウ:食用には向かないが、中毒成分はありません。
  • ミツバ:食用として使えます。
  • ヨモギ:食用として使用され、薬草や料理に使われます。春先の若葉を使って「ヨモギ餅」などを作ることがあります。

☠️ドクゼリ

ドクゼリとセリは見た目が非常に似ており、特に野外での採取時に誤ってドクゼリを採ってしまうことがあります。

見分け方をいくつかのポイントで説明します。

セリに似ている

🌱葉の形🌱

  • ドクゼリ: 葉は羽状複葉ですが、葉の切れ込みが浅い印象で 葉の先端がやや丸みを帯びています
    葉がセリよりも広がり気味で 茎の節部分が膨らんでいるのが特徴的です
  • セリ: セリの葉も羽状複葉で、ドクゼリより細かく切れ込んでおり、葉が細長くてシャープです。
    葉が茎を取り巻くように配置され、ドクゼリより広がりが浅いです

🌺花の特徴🌺

  • ドクゼリ: 花は小さな白い花が集まり、傘のような形(複散形花序を形成しますが、セリよりも花がやや密集して見えることが多いです。また、ドクゼリの花は、全体的に花柄が長く、葉の間に花が密集する特徴があります。
  • セリ: 花は小さくて白い花が複数集まって、同じく(複散形花序)を作ります。
    花の色は白色から淡い黄色が多いです。

👃香りの特徴👃

  • ドクゼリ: 匂い、香りはありません。。
  • セリ: 特徴的なセリ科特有の香りがあります。

🍴食べられるか🍴

  • ドクゼリ: 全草に強い中毒症状を起こします、特に根は危険です。
  • セリ: 食用の野菜で、根や葉が食べられます。
    ただし、場所によっては土壌汚染物質を取り込んでいることがあるため、注意が必要です。

☠️スイセン

観賞用植物の誤食でよくあるのは、スイセン。

春にキレイな花を咲かせるため、庭に植えている人もいるかもしれません。

スイセンは、ニラによく似ているため、家庭菜園をしている人は要注意。

間違えて食べてしまうと、食後30分以内に吐き気や嘔吐などの症状が出ます。

厚生労働省によると2014〜2023年までに、74件の事例があります

ニラに似ている

🌱葉の形🌱

  • スイセン:葉は細長く、やや幅が広いです。
    幅は1〜2 cm程度で、葉がしっかりとした質感を持ち、やや硬めの感じです。
    先端がやや丸みを帯び、直線的な形状をしています。
  • ニラ:葉はスイセンよりも細く、幅は0.5〜1 cm程度です。
    しなやかで柔らかく、先端が尖っているのが特徴です。

🌺花の特徴🌺

  • スイセン:春に花を咲かせる球根植物で、白や黄色の花が特徴的です。
    花は中央に黄色の筒状の部分があり、その周りに白い花びらが放射状に広がっています。
  • ニラ:夏に白い小さな花を集めて球状の花を咲かせます。
    花の大きさはスイセンの花よりも小さく、花束のように集まって咲きます。
    花の数は少なめで、花弁が細かいです。

👃香りの特徴👃

  • スイセン:葉や茎を触っても特に強い香りはありません
    花の香りはありますが、葉や茎には特に匂いは感じません。
  • ニラ:葉を触ると非常に強いニラ特有の香りがしま
    これはニラの特徴的な匂いで、簡単に識別できます。

🍴食べられるか🍴

  • スイセン:球根は、誤って食べると嘔吐や下痢、腹痛などを引き起こすことがあります。
    非常に強い中毒症状を起こすため、決して食べないようにしましょう。
  • ニラ:食用で、ビタミンAやCが豊富で、健康にも良い食材です。

農林水産省は、葉の断面で見分ける方法を紹介していました。スイセンの葉は断面がV字型、ニラは断面が平らの特徴があります。

☠️イヌサフラン・バイケイソウ

イヌサフラン、バイケイソウ、そしてギョウジャニンニクは、見た目が非常に似てます。

誤食を防ぐためには見分け方を正しく理解しておくことが重要です。

ギョウジャニンニクに似ている

🌱葉の形🌱

  • イヌサフラン: 葉は花が咲いた後に生え、秋に見られることが多い。葉は長いけれど細く、しっかりした緑色です。
  • バイケイソウ: 葉は大きくて広い、直立した形が特徴です。葉が茎を抱え込むように放射状に配置されていることが多いです。
  • ギョウジャニンニク: ニンニクに似た細長い葉で、形が長くて細いです。葉の裏は白っぽく、表面には光沢があります

🌺花の特徴🌺

  • イヌサフラン: 花は紫色やピンク色で、茎の上部に咲きます。花が先に咲き、葉は後から生えてきます。
  • バイケイソウ: 花は白色または黄緑色で、小さな花が茎の上部に密集して咲きます。花序は直立し、全体的に小さな花が集まっているのが特徴です。
  • ギョウジャニンニク: 花は白い小さな花が丸い花序に集まり、ギョウジャニンニクに特有のニンニクの香りはありません。

👃香りの特徴👃

  • イヌサフラン: 匂いは特にありません
  • バイケイソウ: 匂いはほとんどなく、茎や葉に特徴的な臭いはありません
  • ギョウジャニンニク: 手で葉を触ると、ニンニクの強い香りがします。この香りがある場合は、ギョウジャニンニクの可能性が高いです。

🍴食べられるか🍴

  • イヌサフラン:非常に強い中毒症状を起こし、特に球根が危険です
  • バイケイソウ:非常に強い中毒症状を起こし、特に根や茎が危険です。
  • ギョウジャニンニク:食用の野生のニンニクで、栄養価が高く、味もニンニクに似ています

🌺 観賞植物で中毒成分があるもの

中毒症用を起こす植物特徴
ポトス観葉植物として人気。茎や葉に中毒性分がある。
アジサイ美しい花が咲くが、葉や根に中毒成分がある。
ツツジ鮮やかな花が特徴。花や葉に中毒成分が含まれる。
オレアンダー花が美しいが、全草に中毒成分がある。
キョウチクトウ丈夫で花が咲くが、全草に強い中毒成分がある。

⚠️ 誤食や中毒防止のポイント

  1. 自信がない植物は採取しない。
  2. 独特な匂いや形の特徴を確認する。
  3. 匂いのしないものは食べない
  4. 家庭菜園や花壇では食用と観賞用を分けて植える。
  5. 食べる前に信頼できる図鑑や専門家で確認する。
  6. 誤食した場合はすぐに医療機関へ相談する。

まとめ

野草の知識を知っていれば アニメ「薬屋のひとりごと」にいつかこれらの野草が登場して より興味深く見ることができるかもしれません

猫猫のような毒味役がいない人は 注意しましょう

「山菜採りに行かないから大丈夫」と思っていても、観賞用植物を間違えて食べてしまうことがあるそうです。

我が家の小さな裏庭には食用の野菜だけ 表側の庭には観賞用植物を植えるようにしてます

「自分は間違えない」と思っていても、家族が間違えて食べてしまうケースがあるかもしれません。

特に60歳以上が食中毒になることが多いのだとか

見分けに自信がない場合は、採取しないこと
不安がある場合は、食べずに専門家に確認するのが一番安全です。

大事なことなのでもう一度!

確実に食べられるかわからない時は 
採らない 食べない 売らない 人にあげない!

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