【北海道 家庭菜園】虫に食われない!アブラナ科野菜の育て方 初心者向け

害虫被害 家庭菜園

アブラナ科の野菜といえば、北海道の家庭菜園、小さな裏庭でも定番野菜です。
白菜、キャベツ、ブロッコリー、小松菜、水菜など、どれも美味しくて育てがいのある野菜ばかりです。

でも――

「植えた次の日には穴だらけ…」
「苗を植えたらすぐに虫に食われて跡形もなし…」
「様子を見にきたら、野菜が虫だらけ•••」

そう、アブラナ科は「虫の大好物」なのです
特に家庭菜園初心者の方は一度は通る道、虫だらけの野菜を見てびっくり、あるいは穴だらけの野菜を見てびっくり、なんてことはよくある悩みです。

この記事では、北海道の気候をふまえて、虫に食われないようにアブラナ科野菜を育てる方法を、解説します。


アブラナ科野菜に集まる虫とは?

アブラナ科は、特定の虫にとってごちそうです。

害虫名被害状況発生時期
アオムシ(モンシロチョウの幼虫)葉を食べつくす5月〜10月(2〜3回発生)
コナガの幼虫小さいが食害激しい5月〜10月
ヨトウムシ夜行性で葉や茎をかじる6月〜9月
アブラムシ吸汁&ウイルス媒介春と秋に多い

被害にあいやすい野菜と時期

アブラナ科の中でも、虫に狙われやすい野菜は次の通りです。

  • 🥬 白菜(特に結球前の若葉)
  • 🥦 キャベツ(外葉がやわらかい)
  • 🥦 ブロッコリー(葉も花蕾も狙われる)
  • 🥗 小松菜・水菜(特に発芽直後)
  • 🌼 春菊やほうれん草は比較的安全(非アブラナ科)

ポイント:7月〜9月は害虫の活動ピーク!
温暖で風の少ない日が続くと、特に注意が必要です。


虫に食われない育て方|基本の5大対策

✅【寒冷紗】や【防虫ネット】で「物理的に防ぐ」

苗を植えた瞬間からネットで守ることが理想で最も効果があります。

使用例効果
寒冷紗(40〜60メッシュ)アオムシ・コナガ・アブラムシをブロック
防虫ネット+トンネル支柱トンネル型にかけて風通しも確保

👉 覆う前に虫の卵がないか葉裏チェック!


✅【コンパニオンプランツ】で虫を寄せつけない

アブラナ科は、匂いのある野菜と一緒に植えると虫が近づきにくくなります。

一緒に植えると良い植物効果
ネギ・ニラアオムシやコナガの忌避
シソ・バジル強い香りで虫が嫌がる
パクチーアブラムシ・コナガ除けに◎

✅【株間をあける】【風通しを確保】

風通しの悪い場所は、虫の温床に。
特に湿度が高いと卵がかえりやすく、幼虫も活動的になります。

  • 株間は20〜30cm以上を確保
  • 畝の間も広めにとる
  • 雑草をまめに抜くことで虫の住処を排除

✅【元気な苗】を育てて「食われにくく」する

虫は弱った苗、柔らかい新芽を好みます。
丈夫な苗を育てること自体が防御策になります。

  • ポット育苗で本葉4〜5枚まで育ててから定植
  • 元肥をしっかり入れ、活着を早める
  • 水のやりすぎに注意し、根をしっかり張らせる

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカナチュラルスプレー 1000ml 天然成分 虫 病気:Amazon


✅【無農薬でも使える防虫スプレー】を活用

天然成分のスプレーでも効果があります。

  • 木酢液・にんにく液・唐辛子抽出液 など
  • 市販の「食品用植物性防虫剤」も便利
  • コーヒー液が有効(カフェイン入りのものインスタントでも可)

※雨に流れやすいため、天気の良い朝に散布がおすすめです。


それでも虫が出た時の対処法

✅見つけたらすぐ「つまむ」or「葉ごと処分」

  • アオムシやコナガの幼虫は、手で取るのが最速で効果的
  • 葉裏に卵がある場合は、葉ごと除去
  • 朝のうちに点検すると見つけやすいです

手でつまめるようになれば、家庭菜園初心者は卒業です!

✅土の中の「ヨトウムシ」は夜に探す

  • 夜盗虫:その名の通り夜に行動し、日中は土の中に潜んでいる
  • 夜に懐中電灯で確認し、捕殺

北海道でのポイント|気温とタイミング

  • 育苗は7月下旬〜8月上旬
  • 苗を畑に出すのは気温25℃以下の気温が安定する8月中旬〜下旬
  • 初期成育を早めることで、虫のピーク前に耐性のある株に育てる

ポイント:苗の植え付けと同時にネットをかけるのが理想!
「虫がついてから対策」では遅いです。


まとめ|虫を寄せない・入れない・増やさない!

アブラナ科の野菜は「虫との勝負」と言っても過言ではありません。
でも、以下のように先手を打てば、虫に食われない栽培が可能です。

✅ ネットや寒冷紗で「物理的ガード」
✅ コンパニオンプランツで「虫を遠ざける」
✅ 風通しと株間の確保で「虫の温床を作らない」
✅ 丈夫な苗を育てて「食べられにくくする」
✅ 被害が出たら即行動!

虫との勝負に勝つことができれば、
秋までたっぷり美味しいアブラナ科野菜を楽しめます!


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