はじめに|ズッキーニの次はアジア野菜?
家庭菜園でズッキーニは夏野菜の定番ともいえるくらい、多くの人が栽培していると思います。
次に来るのは何かな?
最近では東南アジアや中国の野菜がじわじわと人気に。
今回は、日本ではまだ珍しい「知られざるアジア野菜7選」をご紹介します。
これはおなじみ!1、パクチー(コリアンダー)

好き嫌いが分かれる香味野菜「パクチー」、エスニック料理には欠かせません。
発芽にはややコツが要りますが、育て方は比較的簡単。
夏場は花が咲いて早く終わるので、春や秋に育てるのがおすすめ。
4. 湖南児菜(コナンアーサイ: 菜祝蕾・子持ち高菜)

生育温度10℃〜20℃の秋冬野菜。
主茎から着生する脇芽を20g〜30g程度の大きさで収穫する。
一種独特の辛味と食感があり天ぷら・炒め物、またスープに入れても美味しい。
葉にも特有の辛味を備えているので、漬物や炒め物などに利用できる。
3. カイラン(芥蘭)

中国の「葉のブロッコリー」。
厚みのある葉と茎が特徴で、ガーリック炒めにぴったり。
寒さにやや弱いので、温暖地向きですが、トンネルなどで北海道でも育てられます。
4. トウミョウ(豆苗)

エンドウ豆の若芽。
スーパーで買った豆苗を水に差して再生栽培できるのは有名ですが、種から育ててもOK。
わずか10〜14日で収穫でき、栄養価も高い人気野菜です。
7. フウセンカズラの若葉(アジアンベビーリーフ)

見た目は観賞用の風船葛(フウセンカズラ)ですが、東南アジアでは若芽を炒め物に使うことも。
日本ではあまり知られていませんが、葉にやさしい苦味があり美味。
8. サントウサイ(三東菜)

中国北部で人気の冬野菜。
白菜のような見た目で、浅漬けや炒め物に使えます。
家庭菜園で育てると、秋〜冬にかけての葉物不足の救世主に!
7. ヤマクラゲ(ステムレタス)

茎を食べるレタスの仲間。中国では炒め物や漬物によく使われます。
日本では山形県で「ヤマクラゲ」として知られています。
葉はレタスっぽいですが、茎はコリコリと歯ごたえ抜群!

アジア野菜は家庭菜園の“第2ステージ”にぴったり
アジア野菜は、発芽や気温に少しクセはあるものの、どれも意外と育てやすいものばかり。
ズッキーニやトマト、ナスなどの基本野菜に慣れてきた方には、
次のチャレンジとして空芯菜や青梗菜は育てやすくおすすめです
北海道でも育てられる!空芯菜(クウシンサイ・エンサイ)の育て方|寒冷地バージョン
「空芯菜は南国向けの野菜だから、北海道じゃ無理かも…?」
そんな心配はご無用!北海道でも、ちょっとした工夫で育てられます。
以下に、北海道で空芯菜を育てるポイントをまとめました。
種まき時期の見極め
空芯菜は地温が20℃以上ないと発芽・生育が鈍くなります。
札幌以北では6月中旬〜7月上旬の種まきがおすすめ。
育てる期間を短期集中にして、7月〜9月頭の収穫を目指します。
地温確保のために保温マルチ
黒マルチや透明マルチを敷いて、地温の確保を。
特に夜間が涼しい6月中は、発芽や初期生育を助けるために有効です。
トンネル栽培で夜の冷え込み対策
ビニールトンネルや不織布で夜の冷え込みをガード。
昼間は開けて風を通し、夜間だけ覆うことで過湿や蒸れを防ぎます。
苗から育ててもOK
確実に収穫したい場合は、室内育苗してから定植がおすすめ。
ポットに種をまいて、日中は日光に当てながら育てることで、外気温が安定する7月には十分なサイズで定植できます。
収穫はこまめに!切り戻しで再生力アップ
空芯菜は1回で終わらず、切り戻すことで何度も再生します。
最初の収穫が7月下旬〜8月上旬になるよう調整すれば、9月中旬まで2〜3回は収穫可能です。
霜が降りる前に終了
空芯菜は霜に非常に弱いので、9月下旬〜10月上旬には片づけを。
最終収穫は早めに済ませて、次の秋野菜や片づけ作業へ移行しましょう。
病害虫はほぼナシ!
病害虫の被害は少なめで、無農薬栽培にも向いています。
ただし、雑草に埋もれないように管理を。
青梗菜(チンゲンサイ)の育て方
基本情報
- 科属:アブラナ科
- 種まき時期:春(4〜5月)、秋(8〜9月)
- 収穫まで:約30〜40日
- 適した栽培場所:日当たりの良い場所(プランターもOK)
種まき方法
条まき・点まき、どちらも可。
深さ5mm程度の溝に、1cm間隔で種をまいて薄く覆土します。
間引きのコツ
本葉が2〜3枚出たら1回目の間引き。
本葉5〜6枚で最終間引きをして、株間10〜15cmに調整します。
※間引き菜も美味しく食べられます。
水やりと管理
乾燥を嫌うので、土の表面が乾いたらたっぷり水やり。
肥料は控えめに、元肥+生育中に1回追肥で十分。
害虫に注意!
モンシロチョウの幼虫(アオムシ)、アブラムシが出やすいです。
防虫ネットや不織布を活用すると安心。
収穫のタイミング
草丈15〜20cmくらいが食べごろ。
大きくしすぎると筋っぽくなるので、若採りを意識しましょう。
まとめ|食卓と畑がちょっとエスニックになる楽しさ
「珍しい野菜=難しい」と思いがちですが、アジア野菜は育てる楽しさ・食べる面白さが両立する優れモノ。
エスニック料理の幅も広がるので、育てて食べて、家族の会話も弾みます。
まずは空芯菜や青梗菜から、試してみませんか?
青梗菜は春・秋に、空芯菜は夏に。
どちらも育てやすく、収穫までが早いのも魅力。
炒め物や汁物に活用できるので、食卓でも重宝します。
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