冬の朝、カーテンを開けると広がる銀世界。
ここ札幌では、それは「きれいだなあ」と感じる余韻もそこそこに、
「さて、雪かきか……」と体が先に反応してしまう合図でもあります。
一晩で10センチ、20センチ。
時にはそれ以上積もる札幌の雪は、もはや風物詩というより日常業務。
実はこの「雪かき」、ただの重労働だと思っていませんか?
札幌で暮らしていると当たり前になりすぎて見過ごしがちですが、健康面でも、そして人間観察の面でも、これほど奥深い作業はなかなかありません。
❄️ 札幌の雪かきは「油断できない全身運動」
札幌の雪は、軽いパウダースノーの日もあれば、
気温が上がった後に降る水分を含んだ重たい雪の日もあります。
スコップで雪を切り出し、持ち上げ、投げる。
この動作を何十回、何百回と繰り返す雪かきは、
- 腕
- 肩
- 腰
- 太もも
- 体幹
を総動員する、れっきとした高負荷の全身運動です。
特に札幌の冬は気温が低く、体が冷えた状態でいきなり動き出しがち。
寒さによる血管収縮と、息を止めがちな作業が重なり、血圧や心拍数が急上昇しやすくなります。
「運動不足解消になるから」と軽く考えると、
実はかなり危険な作業でもあるのが、札幌の雪かきの現実です。
冬が来る前にスクワットなどで足腰を鍛えておく。
準備運動をして、無理をしない。
そんな札幌流の“冬支度”が、毎年のように体を守ってくれます。
❄️ 除雪跡に表れる、札幌ご近所性格図鑑
朝の通勤・通学時間帯。
住宅街を歩いてみると、家ごとに違う除雪の跡が目に入ります。
札幌では、除雪の仕方を見れば、その家の性格や価値観が何となく伝わってくるものです。
【几帳面タイプ】
吹雪の日でも、アスファルトの黒がきっちり見えるまで除雪。
スコップをザクザクと入れて、四角く切り出した雪を丁寧に積み上げていく。
私の近所にも、雪をまるでブロックのように整形しながら運ぶ方がいます。
その仕上がりは、もはや公共工事レベル。
几帳面で責任感の強い方なのだろうな、と勝手に想像してしまいます。
【合理派タイプ】
一方で、玄関から道路まで、
「人が通れる一本の道」だけを豪快に確保するお宅もあります。
真ん中をスコップでガーーーっと一筋。
直線ではなく、なぜかゆるやかなカーブ。
「通れればOK」「車が出せれば十分」
札幌で長く暮らすと行き着く、ある意味とても合理的なスタイルです。
❄️ 雪かきは、札幌ならではの無言の会話
札幌の雪かきは、自分との戦いであると同時に、
ご近所さんとの無言のコミュニケーションでもあります。
- 「あ、今日は早いな。仕事前かな」
- 「今日は道が細い…疲れているのかも」
- 「ここ、毎年きれいだなあ」
言葉を交わさなくても、
除雪の跡から暮らしぶりや体調まで伝わってくるのが不思議です。
ちなみに私はというと、
心の中では
「人が通れればいい」
「車が出せれたらOK」
と思いながらも、近所の目を少し気にして、
結局それなりにしっかり雪かきをするタイプです。
札幌の住宅街あるあるかもしれませんね。
結びに
たかが雪かき、されど雪かき。
札幌の冬では、雪を投げるその一動作一動作に、
暮らし方や性格、人となりが表れているように感じます。
「自分は今、どんな道を残しているだろう?」
そんなことを考えながら雪かきをすると、
いつもの重労働が、ほんの少しだけ楽しくなるかもしれません。
これからが札幌の冬本番。
無理をせず、体を労わりながら、
そして少しだけ周りを眺めながら、この冬を乗り切っていきましょう。
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