自家採種におすすめの野菜10選|登録品種を避けたい人向けリスト

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家庭菜園|北海道向け|自家採種入門

「家庭で採れた種を増やしてみたいけど、どの野菜なら安心して採種・分け合えるの?」――そんな疑問に答えるため、登録品種(育成者権により譲渡が制限される品種)を避け、家庭で採種して使いやすい野菜10種を北海道の気候も考慮して厳選しました。採種の基礎知識、保存のコツ、注意点も合わせてわかりやすくまとめています。


自家採種向きの品種を選ぶポイント

  • F1(交配種)ではないこと:F1は子世代が安定しないため、採種向きではありません。
  • 登録品種(育成者権保護)ではないこと:自家採種したものを第三者に譲渡・販売する場合、登録品種は許諾が必要になります。
  • 北海道の気候に合うこと:昼夜の温度差や短い生育期間でも味や発芽が安定する品種が望ましいです。

狙い目は 固定種・在来種・保護期間が切れた旧品種 です。


自家採種におすすめの野菜10選

① えだまめ(固定種:黒千石・茶豆系)

豆類は採種が簡単で乾燥保存に向きます。北海道でも育てやすく、発芽率も比較的安定します。

② トマト(固定種:固定系ミニトマトや在来系)

固定種のトマトは子世代の性質が比較的安定。北海道の昼夜差で味が良くなる利点もあります。※F1の代表例(例:「桃太郎」等)は育成者権の対象になっていることがあるため注意。

③ きゅうり(固定種:四葉系など)

固定種は見つけにくいものの、採種できれば家庭菜園の財産に。受粉時の管理がやや必要です(近くに他種があると交雑するため注意)。

④ なす(千両系などの旧品種)

交雑しにくく採りやすい。固定化された旧品種を選べば、次世代でも安定して育ちます。

⑤ とうがらし(各地の固定種)

熟果を乾燥させれば採種が簡単。交雑しにくい性質で小スペースでも育てやすいです。

⑥ インゲン豆(つるあり・つるなし)

種取りの難易度は低く、保存性も高い。収穫→乾燥のサイクルが短いので初心者におすすめ。

⑦ ほうれん草

トウ立ち後に種ができます。北海道では春まき・秋まき両方で採種が可能です。

⑧ にんじん(黒田五寸などの旧品種)

にんじんや大根は二年草であり、種を採るには越冬させて翌年の初夏に花を咲かせる手間がかかります。採種難度はやや高めです。古い固定種は自家採種に向きます。

⑨ 大根(耐病性のある旧品種)

花を咲かせ、そのまま種を熟させればOK。保護期間が切れた品種を選べば譲渡も安心です。

⑩ レタス(サニーレタス・リーフ類)

交配リスクが低めで採種しやすい。発芽率もよく家庭菜園向きです。


採種難度と北海道適性(簡易表)

野菜採種難度北海道適性
えだまめ★☆☆
トマト(固定種)★★☆
きゅうり(固定種)★★★
なす(旧品種)★★☆
とうがらし★☆☆
インゲン豆★☆☆
ほうれん草★★☆
にんじん(旧品種)★★★
大根★★☆
レタス(リーフ)★☆☆

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初心者向け:採種・保存の基本ステップ

  1. 成熟を見極める:豆類は鞘が黄色く乾く、トマトは果実を熟させてから種を取り出し、発酵させてゼリー状の物質を取り除く等、野菜ごとの成熟サインと処理方法を確認。
  2. 天日で軽く乾燥→室内で追乾燥:直射日光で長時間は避け、風通しの良い日陰で乾かすのが発芽率を保つコツ。
  3. ゴミや未熟な種を取り除く:浮き実テスト(塩水に浮く種は除去)などで品質をチェック。
  4. 密閉容器で低温保存:乾燥剤を入れ、冷暗所または冷蔵庫で保管(湿気が最大の敵)。
  5. 採取年を必ず記録:パッケージに採取年・品種名・採種条件を書いておくと親切。

実用ワンポイント:

北海道は夏が短く日照が長い日もあるため「発芽テスト」を行い、春播きでの発芽率を確認してから大量に配布すると安心です。


法律上の注意(簡単まとめ)

重要なのは次の点です:

  • 登録品種(種苗法):登録品種の自家採種物を第三者に譲渡・販売するのは、有償無償を問わず原則禁止です。自分で使う範囲は許容されていますが、友人にあげる・交換する際は注意してください。
  • 植物防疫法:海外から持ち込んだ種や検疫を受けていない種は、国内配布・輸入で検疫が必要になる場合があります。国内の一般的な種であれば問題になることは少ないですが、海外種を扱う際は要確認です。

詳しくは関連記事:採れた野菜の種を人にあげるのは違法?【種苗法を解説】を参照してください


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※この記事は一般的な情報提供を目的としています。法的な判断が必要な場合は専門機関や弁護士等にご相談ください。



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