💡冬の北海道で家計を悩ませる二大巨頭、それは「灯油代」と「電気代」です。
灯油ストーブやガス給湯器がメインの暖房でも、冬場は冷蔵庫、洗濯機、照明、そして何より給湯器や待機電力で電気代が跳ね上がります。
この記事では、暖房費ではなく、家庭内のその他の電力消費に焦点を当てた、北海道の厳しい寒さに負けない「電気代節約術」を徹底解説します。
北海道の冬、電気を最も消費しているのは?
北海道の家庭で冬場に電気を多く使うのは、主に以下の3点です。
- 給湯器(特にエコキュート):外気温が低いと、お湯を沸かす際の効率が大幅に低下し、多くの電力を消費します。
- 冷蔵庫・冷凍庫:室内外の温度差が激しいと、冷却するために多くの電力を消費します。
- 照明・その他家電:日照時間が短くなるため、照明の使用時間が増えます。
【節約の要】給湯器・冷蔵庫の効率アップ術
消費電力の大きい大型家電の使い方を見直すだけで、大きな節約効果が得られます。
① 給湯器(エコキュート・電気温水器)の設定見直し
- 時間帯の活用: 北海道電力のプラン(例:eタイム3など)では、深夜の電気代が安くなります。昼間の沸き上げ設定をオフにし、電気代が安い深夜時間帯のみにお湯を沸き上げるよう設定を見直しましょう。
注意!:外気温が-10℃以下になると効率が下がるため、日中追い炊きを併用する方が良い場合もあります。 - 温度設定の調整: 設定温度を必要以上に高くしない。また、長期間家を空ける際は休止モードにするなど、無駄な沸き上げを防ぎましょう。
- 予熱:給湯器のスイッチを入れると「予熱します」と喋るタイプの給湯器を使っていませんか?
予熱はスイッチを入れた時だけ予熱するのではなく、スイッチを入れている間は、常に予熱しています。つまり24時間スイッチを入れている場合は24時間常に予熱しています。これが思いのほか電力を消費します。できるだけ小まめにスイッチを切るようにしましょう。給湯器を交換するタイミングで「予熱なしタイプ」を選択すると大きな節電効果が期待できます。
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② 冷蔵庫は「冬仕様」にする
- 設定温度の調整: 冬場、特に設置場所が寒い場合は、冷蔵室の設定を**「強」から「中」**に下げましょう。庫内の温度を低く保つための電力を抑えられます。
- 冷凍庫は隙間なく: 冷凍庫は中身が詰まっていた方が、お互いが保冷剤代わりとなり効率的です。前回の「食費節約術」で紹介したように、冷凍食品や食材で隙間を埋めて保冷効率を上げましょう。
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【暖房の補助】効率を上げるための「家電活用術」
メインの暖房器具ではありませんが、これらの家電を効率的に使うことが、結果的に部屋全体の暖房費(灯油・ガス代)と電気代を抑えます。

- サーキュレーターの利用: 暖かい空気を循環させるだけでなく、結露しやすい窓際に向けて湿気を拡散する役割も果たし、カビ対策にもなります。
- 加湿器の併用: 湿度が上がると体感温度も上がるため、設定温度を1~2℃下げても快適に過ごせます。加湿器の設置は、風邪予防と節約を両立する鉄板テクニックです。
- 人感センサー照明: トイレや廊下、玄関など、一時的にしか使わない場所の照明を人感センサー付きに替えるだけで、消し忘れによる無駄がなくなります。
ただし、人感センサー自体も電力を消費するので、消し忘れをしない、必ず消すことが出来る場合は人感センサーは逆効果です。
【見直し】知らずに電気を食う「待機電力と契約プラン」
見落としがちですが、塵も積もれば山となるのが待機電力と、契約プランのミスマッチです。
① 待機電力をカットする
家庭で消費される電力の約5~6%は待機電力と言われています。

- 主電源を切る: パソコンやテレビ、DVDレコーダーなど、リモコン操作で電源が切れるタイプの家電は、主電源やコンセントタップのスイッチで完全に電源を切りましょう。
- 使わないコンセントは抜く: 冬場使わない扇風機や夏の家電のコンセントは抜いておきましょう。
- 「スマートプラグ」などのタイマー付きコンセントを使うと便利。
② 契約プランを見直す(北海道電力)
- eタイム3の活用: 灯油暖房やガス暖房をメインにしている家庭は、**深夜が安い時間帯別料金プラン(eタイム3など)**が合っているか確認しましょう。夜間の電気使用が多い場合は非常に有効です。
- 契約アンペアの見直し: ブレーカーが頻繁に落ちない限り、契約アンペア数を一つ下げるだけで基本料金が安くなります。ただし、冬場は複数の暖房器具を使うため、冬の最大使用量を基準に検討しましょう。
まとめ
灯油代に加えて電気代が高くなる冬の北海道ですが、「給湯」「冷蔵」「待機電力」の3つの消費を見直すだけで、ムリなく家計の負担を減らすことができます。
今日からこれらの節約術を実践して、賢く冬を乗り切りましょう!
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