北海道をはじめとする雪国では、車のタイヤ交換の準備とともに、冬の厳しい寒さや大量の積雪から庭木や畑を守る「冬囲い(雪囲い)」や「防寒対策」が欠かせません。
きちんと準備しておくことで、春の芽吹きや野菜の生育が大きく変わります。
本記事では、雪国ならではの庭木と畑の守り方をリスト形式で詳しく解説します。
冬囲い(雪囲い)の役割とは?
冬囲いとは、雪の重みや風から庭木を守るために施す保護作業です。
特に北海道では湿った重たい雪が枝を折ったり、低温で根が傷んだりすることが多いため、冬囲いは欠かせない作業となります。
- 雪の重みで枝折れを防ぐ
- 寒風から幹や芽を守る
- 根元の凍結や乾燥を防ぐ
庭木の冬囲い方法
支柱を使った雪囲い
庭木の周囲に支柱を立てて縄で枝をまとめる方法です。庭木の形を保ちながら、雪の重みから守ります。

縄巻き(幹巻き)
幹にワラや縄を巻きつけ、寒風や霜から守る方法。モミジやツツジなど寒さに弱い樹木に効果的です。

ドーム型囲い
低木や花壇の植物には、竹や支柱を曲げてドーム状に組み、雪を受け流すようにする方法が適しています。

畑の防寒対策
マルチング
落ち葉やワラ、不織布を畝にかけて保温・保湿を図ります。土の凍結をやわらげ、越冬作物を守ります。
不織布やビニールトンネル
小松菜やホウレンソウなど寒さに強い葉物野菜は、不織布をトンネル状にかけることで生育を長く楽しめます。さらにビニールトンネルを併用すると保温効果が高まります。
雪を利用した断熱
雪そのものが断熱材の役割を果たします。キャベツや大根は雪の下に保存しておくことで甘みが増し、春まで美味しく食べられます。
防寒対策で気をつけたいポイント
- 雪囲いは初雪前に済ませる
- 縄やワラは通気性の良い素材を使用
- 雪解け後に腐敗しないよう、片付けやすい資材を選ぶ
- トンネルやマルチは通気を確保し、蒸れを防ぐ
庭木と畑を守る冬作業チェックリスト
- 庭木の枝を支柱で固定
- 幹に縄やワラを巻いて防寒
- 畑の残渣を片付けて病害虫を防ぐ
- 落ち葉やワラで畑をマルチング
- 越冬野菜には不織布やビニールトンネルを設置
- 資材や道具を物置に片付けて凍害防止

まとめ
雪国の庭木や畑を守るためには、冬囲いと防寒対策が欠かせません。
ちょっとした工夫で、春の芽吹きや野菜の生育が大きく変わります。
北海道の冬は厳しいですが、その分、雪を活かした野菜づくりや庭づくりの楽しみもあります。
今年の冬はぜひしっかりと準備をして、春を迎える喜びを味わいましょう。

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