【北海道家庭菜園】栽培失敗あるある特集|夏まき・秋まき野菜で気をつけたい落とし穴

栽培失敗 家庭菜園

北海道の夏まき・秋まき野菜「栽培失敗あるある特集」

北海道の家庭菜園では、7月下旬〜8月中旬に種をまく「夏まき野菜」と、9月以降に種をまいて越冬させる「秋まき野菜」があります。
この時期の小さな裏庭は、気温・日照・虫・水加減など、あらゆる条件が変わりやすく、気を抜くとあっという間に栽培が失敗してしまうことも。
この記事では、油断しがちな“あるある失敗パターン”を詳しく紹介し、対策もセットで解説します。

🌿 夏まき・秋まきってどう違う?

北海道では8月にまいて秋に収穫する「夏まき」と、9月以降にまいて翌春〜初夏に収穫する「秋まき(越冬まき)」とに分かれます。

  • 夏まき: 例)ダイコン、カブ、ホウレンソウ、シュンギク、リーフレタスなど
  • 秋まき: 例)越冬ホウレンソウ、ニンニク、玉ねぎ苗、寒締め小松菜 など

※8月末〜9月頭は“まきどきの境目”で、野菜の種類に応じて「夏まき or 秋まき」をしっかり見極める必要があります。


❶ 【あるある】種まきが遅れて育ちきらない

大根やカブのような根菜類は、8月中旬までにまかないと気温が下がり、成長が止まってしまうことがあります。
「まだ暑いから大丈夫」と思っていても、9月中旬以降の夜温は急激に低下し、気づけばミニサイズのまま収穫期…ということも。

失敗の原因:

  • 種袋の「関東基準のまきどき」を鵜呑みにした
  • 涼しくなってからまこうと先延ばしにした

対策:「地域別播種期」を確認し、遅くとも8月中にはまき終えるよう計画を立てましょう。特にダイコン・カブ・葉物は“暑いうちに”が原則です。


❷ 【あるある】発芽はしたけど、その後枯れる

トレイやポットで発芽させた苗が、双葉〜本葉展開期に突然しおれて枯れることがあります。
原因は、根の過湿や酸欠、夜間の冷えによる根傷みが多く、特に8月後半は朝晩の冷えと日中の高温差が激しいため、根がダメージを受けやすいのです。

よくあるミス:

  • 水のやりすぎ(朝夕2回与えていた)
  • 日中の乾燥が怖くて保湿しすぎた

対策: 朝だけの水やりにし、育苗トレイの下に受け皿を敷かない。
また、夜間の気温低下に備えて、不織布や新聞紙などで簡易保温するのもおすすめです。


❸ 【あるある】葉物が虫に食われて全滅

モンシロチョウやコナガ、ヨトウムシなどの食害が一番激しいのが、まさに8月後半〜9月初旬です。
「大丈夫だろう」と油断して防虫対策を怠ると、朝見たときには葉がレース状…という悲劇がよくあります。

被害を受けやすい野菜:

  • 小松菜・チンゲンサイ・水菜(アブラナ科)
  • シュンギク・ホウレンソウ(ヨトウムシ・コガネ)

対策: 種まき直後から防虫ネットを設置し、ネットのすき間や裾をしっかり閉じる。
また、虫の少ない早朝〜午前中に作業し、夕方にはネットを閉じ直す習慣も◎。


❹ 【あるある】直射日光で発芽せず

発芽には水と酸素、そして適温が必要ですが、真夏の高温で「播種後に種が煮えてしまう」ケースも意外と多いです。

具体的な失敗例:

  • 黒マルチの上に直接まいた → 地温が高すぎてNG
  • 畑の乾きが早すぎて毎日水やり → 実は中まで届いていない

対策: 寒冷紗や遮光ネットで30〜50%ほど直射日光をカット。
播種後は水をたっぷり与え、新聞紙やもみ殻で保湿する方法も有効です。


❺ 【あるある】気温が急に下がり、育たない

北海道では9月中旬〜下旬に気温が急に低下し、最低気温が10℃を下回る日も出てきます。
そのタイミングでまいた野菜は、発芽しても成長せず、苗のまま越冬…という失敗も。

特に注意が必要:

  • 晩まきの葉物野菜(ホウレンソウ・小松菜など)
  • 寒さに弱い品種(レタス・バジルなど)

対策: 9月頭にはまき終えるのが基本。気温の下がる時期には、不織布やべたがけ資材で保温し、成長を助けましょう。


📌 まとめ:夏〜秋は“気候・虫・水”の三重苦!

北海道の夏まき・秋まき野菜は、気温差・虫の多さ・乾燥・過湿などが複雑にからみ、難易度が高い時期です。
でも、今回紹介したような「あるある失敗」をあらかじめ知っておくことで、防げるトラブルもたくさんあります。

\忘れずにチェック!/

  • まきどきは地域気候に合わせて
  • 発芽後の管理(遮光・通風・保湿)
  • 虫対策は播種直後から

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