くしろ湿原ノロッコ号2026|ラストシーズンに乗らないと一生後悔する話

ひとりごと

「ノロッコ号に乗ろう乗ろうと思って、もう何年も経ってしまった」

そういう人に、今年こそ動いてほしい理由がある。

2026年が、くしろ湿原ノロッコ号のラストシーズンだ。

現在使用している車両が老朽化のため2026年度で引退することが決定している。
つまり今年乗り逃したら、この車両での釧路湿原の旅は二度と体験できない。
「来年でいいや」が通用しない年が、ついに来てしまった。


ノロッコ号とは何か、改めて説明しよう

くしろ湿原ノロッコ号は、JR北海道が春〜秋のグリーンシーズン限定で運行する観光列車だ。

釧路駅から塘路(とうろ)駅まで、片道約50分かけてのんびりと走る。通常の特急列車なら30分もかからない距離を、わざわざ50分かけて走る。

遅いことが売りの列車だ。

速さが正義の時代に、ゆっくり走ることを武器にしている。
車窓に広がるのは、世界最大級の湿原・釧路湿原。タンチョウが飛び、エゾシカが草を食み、釧路川がゆるやかに蛇行する。
見どころでは速度をさらに落として徐行し、車内アナウンスで解説が流れる。

「湿原の中の乗り物としてはカヌーに次ぐ人気」という紹介文が公式サイトにある。カヌーの次、というのがなんとも釧路らしい表現だ。


2026年の運行スケジュール

運行期間2026年4月25日(土)〜10月4日(日)
運行区間釧路駅〜塘路駅(片道約50分)
全席指定あり(要予約)
予約方法えきねっと・全国のJRみどりの窓口

1日の運行本数は時期によって異なる。6月は基本1往復だが、7月中旬〜9月上旬は2往復運転になる。夏休みシーズンは席が埋まりやすいので、早めの予約が鉄則だ。

特別運行もある

ノロッコ川湯温泉号(6/6・6/27・9/19) 釧路から川湯温泉まで約2.5〜3時間の延長運転。川湯温泉の強酸性の湯まで一本で行けるという、なかなか贅沢な列車だ。

よくばりノロッコ号(8/10〜14) 釧路湿原駅で長時間停車し、細岡展望台まで歩いて立ち寄れる。展望台から見る釧路湿原の全景は、「日本じゃないみたい」と言われる景色だ。

夕陽ノロッコ号(9/20〜30) 夕方の時間帯に運行し、原野に沈む夕日と夕焼けを車窓から楽しめる。「お天気次第」という条件付きだが、当たった日の景色はそれだけで旅の価値がある。


※掲載している運行日・運転本数・企画列車の日程は2026年6月時点の情報です。最新情報はJR北海道公式サイトをご確認ください。

座席はどこを選ぶべきか

ノロッコ号は4両編成で、2〜4号車が「展望客車」だ。窓が大きく、トロッコ列車を思わせる開放的な車両で、こちらがおすすめ。

6人掛けボックス席 テーブル付きで、車内販売のグッズや食べ物を広げるのに最適。グループや家族連れに向いている。

2人掛けカウンター席 背もたれを動かして窓側や通路側に向けられる。1人旅や2人旅ならこちらが景色を楽しみやすい。

窓側か釧路川側か問題 釧路湿原と釧路川は線路の両側にあるため、どちらの席でも自然が見える。ただし、細岡展望台方面の景色は進行方向右手側(釧路川側)に広がることが多い。


車内販売は見逃せない

ノロッコ号の車内では鉄道グッズのほか、期間限定ビール絶品プリンが人気だ。

湿原を眺めながら飲む缶ビールは、どんな高級レストランのビールより旨い(かもしれない)。プリンは地元牧場の牛乳を使ったもので、土産として買って帰る人も多い。

車内販売は数に限りがあるので、乗ったらまず確保しておくのが賢明だ。


ノロッコ号と組み合わせたい釧路湿原の楽しみ方

ノロッコ号はあくまで移動手段の一つ。途中下車してもっと楽しめる方法がある。

おすすめコース:ノロッコ号+カヌー 釧路駅→(ノロッコ号)→塘路駅→(カヌーで釧路川を下る)→細岡→(ノロッコ号)→釧路駅

公式サイトでも「大満足コース」として紹介されているルートで、カヌーで釧路川をゆっくり下りながら湿原を間近に感じ、戻りはノロッコ号というプランだ。カヌーガイドツアーは塘路のネイチャーセンターで申し込める。

細岡展望台 釧路湿原駅から徒歩約15分。蛇行する釧路川と広大な湿原を一望できる展望台で、「よくばりノロッコ号」の運行日(8/10〜14)なら駅で長時間停車するので立ち寄りやすい。


「2026年がラスト」の意味

車両が引退した後、ノロッコ号という名前の列車が完全になくなるかどうかは現時点では未定だ。
新しい車両に置き換わって継続する可能性もゼロではない。

でも確かなことは、今の車両で釧路湿原を走るのは2026年が最後だということ。

昭和の香りが漂うレトロな展望車両に揺られて湿原を走るという体験は、今年限りになる。
「鉄道ファンでもないし」と思っている人でも、乗ってみると「ああ、これは乗ってよかった」と感じる列車だ。

「来年でいいや」は今年だけは禁句だ。


まとめ:くしろ湿原ノロッコ号2026

  • 運行期間: 2026年4月25日〜10月4日
  • 区間: 釧路駅〜塘路駅(片道約50分)
  • 全席指定: えきねっと・みどりの窓口で予約
  • 見どころ: 釧路湿原・釧路川・タンチョウ・エゾシカ
  • おすすめ時期: 夏(2往復運転)・9月下旬(夕陽ノロッコ号)
  • 注意: 2026年が現車両のラストシーズン

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